サンティアゴ巡礼【 銀の道 】 5/1 27日目
サンティアゴ巡礼【 銀の道 】
2024/5/1 27日目 Montamarta(モンタマルタ) → Granja de Moreruela(グランハ・デ・モレルエラ)
走行距離 22.6 km
走行時間 6:00 - 13:00
気温 3.5 - ?
ここ何日かアレン、エディ&マティーナ夫婦のフランス人チームとご飯を一緒に食べている。
エディはフランス語の他にオランダ語、ドイツ語、英語が堪能。
しかし口数が少ない高倉健みたいな男だ。
その分、マティーナがおしゃべり。
「エディは英語ペラペラなのに全然しゃべらないから私が喋らないといけない!」と、マティーナが私のためにフランス語を英語に翻訳してくれる。
銀の道で出会うほとんどの人が、2、3カ国語を喋る。
今日は夕食を食べた後に、アレンが2キロ先にある古い修道院が美しいので見に行くという。
地元のボランティアに連絡すると、修道院までの送迎を行ってくれる。
※連絡先は宿の壁に張り出してありました。
6時半に送迎の車が来たらしいのだが、私達は昼寝していて乗り損ねた。
2キロ先だから、アレンは歩くというが、Googleマップで調べると3キロ以上あって徒歩だと47分程かかる。
Googleマップを見せると、「あの橋まで行って修道院が見えなければ宿に戻る」と身振りで伝えてくる。
仕方なく橋まで歩くが修道院なんか見えない。
だけど宿に戻らず歩き続けるアレンw
結局、修道院まで歩いて、帰りは居合わせた地元の紳士に車で送っていただいた。
※「サンティアゴ巡礼【 サナブレスの道 】1日目」へと続きます。
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月の残る早朝 |
これがアレンの行きたかった修道院跡
アレンはかなり興奮して写真を撮りまくり、朽ちかけた柱に手を当てて、パワーをもらっている(らしい)
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最盛期には200人の僧がいたそうだ |
柱からパワーをもらうアレン |
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諸行無常の春 |
さて、ここから又、宿にてくてく歩いて帰らないといけないのだが・・・
すると、修道院の駐車場まで歩いてきた時、アレンが大げさに、「ああ、困ったなあ。宿に戻るバスは無いし、タクシーも無い。ああ、どうしよう。」と大きな声で独り言を言い始める。
なぜか、スペイン語で。
アレンのわざとらしい独り言は見事、一人の「良きサマリア人」を釣り上げた。
駐車場で葉巻をふかしていたドン・コルレオーネのような紳士が、「町まで戻るので良かったら乗っていかないか?」と声をかけてくれたのだ。
「ええ!良いんですか?」とアレン。
アレン、ほんと、調子のよい男やわw
宿の入り口ドア付近に、モレルエラ修道院までボランティアで連れて行ってくれる方の電話番号が張られています。
行きたい方はオスピタレイロに聞いてみてください。