サンティアゴ巡礼【 サナブレスの道 】 5/2 1日目

サンティアゴ巡礼【 サナブレスの道 】 

2024/5/2 1日目(セビージャから28日目) Granja de Moreruela(グランハ・デ・モレルエラ) →  Tabara(タバラ)


走行距離 25.1 km

走行時間 5:50 - 12:00

気温 2.8 - ?


※「サンティアゴ巡礼【 銀の道 】27日目」からの続きです。


 

「日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会」のHPより

※今、上図の緑色の道を歩いている

「銀の道」は、グランハ・デ・モレルエラ(Granja de Moreruela)から道は二手に分かれる。

一つ目は、北に真っすぐ進んでアストルガ(Astorga)に向かい、「フランス人の道」に合流する。

二つ目は、西に向かって山の多いエリアを進む「サナブレスの道」へ向かう。

今回は「サナブレスの道」を歩く。

今日は銀の道を歩き始めた頃に良く顔を合わせていた3人のドイツ人若手グループと再会した。

「タクシーを呼んで、熱いシャワーと寝心地の良いベッドのあるホテルに泊まって、次の日、又、カミーノに戻ってこようかと考えているところ」だと、一人が冗談まじりに言う。

「服を洗っても乾かす時間がないので洗っていない。臭いよ。」ともう一人が言う。

もっと早く出発したら洗濯する時間、あるじゃん。

それにしても、皆、こんなに苦労してなぜ歩くのだろう…。



6時41分 月に照らされた道を歩く




Puente Quintos(キントス橋)


エスラ川にかかるキントス橋を越えて、すぐ左折して山道に入り、川に沿って歩く。




橋を渡って振り返ると神々しい朝の景色





雨の日や早朝の暗い時間帯などは、滑って川に落ちないよう要注意。









■本日の宿

銀の道で有名な宿の一つ。夕食・朝食付き。
皆んなで夕食を食べる。
食後に手作りぽい強いリキュールが何種類か出て来て、盛り上がった。

パスタの入ったスープ(食べかけで申し訳ない)


パエージャ


デザート


食後にメモのような紙がたくさん入った籠が回って来た。
一人一枚づつ手に取る。 
紙には数行の文章が印刷されている。
おみくじみたいなものか?
私がとった紙には下のように文章が書かれていた。
※上の写真の右下の紙

 No sueñes lo que deseas vivir, trata de vivir lo que has soñado.

「望む人生を夢見るのではなく、夢見た人生を生きるよう努めなさい。」 

googleレンズで翻訳して、「なるほどー」と思っていると、隣に座っていたドイツ人若者のフアンが、「ただの紙じゃん。自分はそんなの何とも思わない。」と言う。

まだ若いのにすごい自信たっぷりやね。

いや、若くて怖いもの知らずだからそう言えるのか。

こちらは迷える子羊なので神の御宣託かもと思ってしまう。


さて、この宿の感想。
部屋がとても寒い。
シャワーのお湯も無くなりがち。

1点、注意することがある。
食堂のある棟に靴箱が置かれていて、巡礼者はここに靴を置くのだが、夜はこの棟には鍵がかかるので、早朝に出発する人は、前の晩に自分の靴を宿泊棟の入り口にでも移動しておいた方が良いです。