フランス人の道 34日目 Santiago de Compostela
距離:21km
天気:晴れ
いよいよ最終日です。
今日は歩き始めは霧の中。
7:56 AM 霧が深くなってきました。
8:02 AM 巡礼者の数が増えてきました。
すっかり霧は晴れて、天気が良くなってきました。
1989年、ヨハネ・パウロ二世訪問記念のモニュメントです。
この先、もう少し白い遊歩道を歩くと、サンチャゴの街がかすかに見える場所があり、そこに二人の歓喜にむせぶ巡礼者の有名な像が立っているそうですが、これもリサーチ不足で、ここまで来ていながら見ずじまいです。
「Santiago de
Compostela」という街の名前を表示した看板?は、旅人の記念の品で覆いつくされています。
そして、巡礼事務所で、氏名と到着日の記入された巡礼証明書を発行してもらいました。
5/11にサン・ジャン・ピエ・ド・ポーを出発してから今日で34日目です。
大聖堂前のオブラドイロ広場は巡礼者と観光客で一杯です。
靴を脱いで座り込んで、皆、リラックスしている様子です。
知っている顔もあります。
ちょくちょく顔を合わせていた韓国の男子が、やったぜ!顔でハイ・タッチして来ました。
「ちょっ、ちょっと、あんた、若者のくせして、いつも荷物配送サービス使ってたやん!」
と心の中で突っ込みを入れましたが、笑顔でハイ・タッチ!
巡礼のスタイルは人それぞれなので。
いよいよ、大聖堂の階段を上って内部に入ります。
奥に金ぴかの祭壇があって聖ヤコブの像が祀られています。
表から拝んだら、今度はもっと近寄ります。
聖ヤコブの像はちょっと高い所にあるので、脇の階段を上って祭壇の裏側に回り、後ろから抱擁すると全ての罪が赦されるそうです。
「え、そんな事して良いの?」と思いますよね。
でも、出来るんです。
脇階段には数人並んでいただけでした。
中央祭壇の真下にある地下礼拝堂に、聖ヤコブの霊廟があり、銀製の聖骨箱に遺骨が納められていました。
2019年1月から、大聖堂内部の改修工事が始まったため、あの有名なボタフメイロは見ることが出来ませんでした。
大聖堂に向かって右手の様子。
右手の建物は、サンチャゴ・デ・コンポステーラ大学の関連の施設のようです。
大聖堂に向かって左手の様子。
建物はパラドール(国営ホテル)です。
大聖堂の真向かいの様子。
建物は市役所です。
キリストの弟子の聖ヤコブ(スペイン語でサンチャゴ)の墓が発見された後、最初は聖ヤコブの霊廟だけだったけど、834年に近くに小さな教会が建てられて、次第に大きくなり、1075年に大聖堂の建築が始まったそうです。
建物は右手、左手、奥に延びています。
塔の高さは74m
大聖堂を挟んで、オブラドイロ広場の反対側にあるキンタナ広場側の入口「聖なる門」の彫刻です。
パラドール(国営ホテル)
元々は15世紀の王立病院の建物。
世界で最も古いホテルの一つだそうです。
この証明書とは別に、出発地点、出発日、到着日、距離の記入された「距離証明書」というものもいただきました。
距離証明書の距離は799kmとなっていました。
巡礼仲間と集合して祝杯をあげました。
海が近いので、新鮮な貝類やエビを使った料理が豊富です。
各自が好みのピンチョスを選んで、皆でシェアしました。
何を食べても美味しかったです。
この後、再び、オブラドイロ広場を訪れ、座って夜の大聖堂を眺めて10時頃まで感慨にふけりました。
同じようにあちらこちらで座り込んで団欒しているグループがありました。
人気のアルベルゲのようです。
古い普通の民家を大事に使っている感じです。