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2019年6月8日土曜日

サンチャゴ巡礼【 フランス人の道 】2019/6/5 → ポンフェラダ

フランス人の道 26日目 Ponferrada


気温:1-6℃
距離:27km
天気:雨、曇り

今日は巡礼路後後半の難所と言われているイラゴ峠越えです。

と言っても、今いるフォンセバドンは標高1440mで、今日超える峠の最も高い所は1515mなので、そんなにきつくはありませんでした。

3キロほど先にある十字架に太陽が登る時間に合わせて、5:30AMに出発!


仲間のヘッドライトを頼りに歩きます。


1時間後、「鉄の十字架」に到着しました。

十字架の足元には小石が塚のように積まれています。

元々は領土の境界線だったとか、巡礼者がここに旅の無事を願って、古郷から携えてきた石を積んだとか、願いを込めて石を置くと叶うとか・・・色々な伝説が有るようです。

現在では、巡礼者が記念として小石にメッセージや願いを書いて置いていくようです。

カミーノ・アプリの説明を見ると・・・

「注意してください。あなたは石を置いても構いませんが、リボン、葉書、その他の物は集められてゴミになります。毎日、何百人もの巡礼者がここを通ります。環境に配慮してください。」

・・・という事です。

霧が深く、残念ながら日の出は拝めませんでした。

この辺りは雨の多い土地だそうです。


今、朝の7:30です。

相変わらずどんよりしています。

気温は依然低いですが、風が強くないので、体感的に寒いとは感じません。



ポンフェラダに着きました。

ポンフェラダ城ともロス・テンプラリオス城とも呼ばれている、テンプル騎士団の城を見に行きました。

この城は、巡礼者の警護を任されたテンプル騎士団が12世紀に、本拠地として建てた城だそうです。



ここが入り口です。

RPGに出てきそうなお城です。


敷地内は結構広いです。


城はポンフェラダの街を見下ろす丘の上に建てられています。

城の内部はテンプル騎士団に関する展示物が並べられています。


綺麗な絵本が沢山展示されていました。


古い地図のようです。

良く見ると、日本らしき島も描かれているような。


1頁1頁、手に取ってみたいです。。


城壁から街を見下ろしたところです。


本日の宿:La Rosa Azur Room

到着してもオーナーがおらず、入り口で待っていると、30分ほどして、オーナーの女性が車でやって来ました。

文句言ってやろうと思っていたのですが、息子が小学校でお漏らししてしまって、迎えに行ってた為に事務所を空けていたそうです。

車の中に小さな男の子がしょぼんと座っている姿を見て、戦意消失w

ここは個室ですがトイレ、シャワー、台所は共用で、清潔で、かつ設備も新しかったです。

この日は、一緒に泊まっていたヒュンジが作ってくれた辛ラーメンで夕食にしました。

韓国人の巡礼者が多いせいか、小さな町の食料品店にも韓国の調味料とかラーメンが置いてありました。

次の朝、起きて台所に行くと、オーナーが私たちの朝食を用意してくれていました。

朝食は頼んでいなかったのですが、前日のトラブルのお詫びだとメモに書かれてありました。