フランス人の道 26日目 Ponferrada
距離:27km
天気:雨、曇り
今日は巡礼路後後半の難所と言われているイラゴ峠越えです。
と言っても、今いるフォンセバドンは標高1440mで、今日超える峠の最も高い所は1515mなので、そんなにきつくはありませんでした。
3キロほど先にある十字架に太陽が登る時間に合わせて、5:30AMに出発!
仲間のヘッドライトを頼りに歩きます。
3キロほど先にある十字架に太陽が登る時間に合わせて、5:30AMに出発!
十字架の足元には小石が塚のように積まれています。
元々は領土の境界線だったとか、巡礼者がここに旅の無事を願って、古郷から携えてきた石を積んだとか、願いを込めて石を置くと叶うとか・・・色々な伝説が有るようです。
現在では、巡礼者が記念として小石にメッセージや願いを書いて置いていくようです。
カミーノ・アプリの説明を見ると・・・
「注意してください。あなたは石を置いても構いませんが、リボン、葉書、その他の物は集められてゴミになります。毎日、何百人もの巡礼者がここを通ります。環境に配慮してください。」
・・・という事です。
霧が深く、残念ながら日の出は拝めませんでした。
この辺りは雨の多い土地だそうです。
今、朝の7:30です。
相変わらずどんよりしています。
気温は依然低いですが、風が強くないので、体感的に寒いとは感じません。
ポンフェラダに着きました。
ポンフェラダ城ともロス・テンプラリオス城とも呼ばれている、テンプル騎士団の城を見に行きました。
この城は、巡礼者の警護を任されたテンプル騎士団が12世紀に、本拠地として建てた城だそうです。
RPGに出てきそうなお城です。
敷地内は結構広いです。
城はポンフェラダの街を見下ろす丘の上に建てられています。
城の内部はテンプル騎士団に関する展示物が並べられています。
綺麗な絵本が沢山展示されていました。
古い地図のようです。
良く見ると、日本らしき島も描かれているような。
1頁1頁、手に取ってみたいです。。
城壁から街を見下ろしたところです。
本日の宿:La Rosa Azur Room
到着してもオーナーがおらず、入り口で待っていると、30分ほどして、オーナーの女性が車でやって来ました。
文句言ってやろうと思っていたのですが、息子が小学校でお漏らししてしまって、迎えに行ってた為に事務所を空けていたそうです。
車の中に小さな男の子がしょぼんと座っている姿を見て、戦意消失w
ここは個室ですがトイレ、シャワー、台所は共用で、清潔で、かつ設備も新しかったです。
この日は、一緒に泊まっていたヒュンジが作ってくれた辛ラーメンで夕食にしました。
韓国人の巡礼者が多いせいか、小さな町の食料品店にも韓国の調味料とかラーメンが置いてありました。
次の朝、起きて台所に行くと、オーナーが私たちの朝食を用意してくれていました。
朝食は頼んでいなかったのですが、前日のトラブルのお詫びだとメモに書かれてありました。