フランス人の道 31日目 Gonzar
距離:28km
天気:晴れ
残り100.252kmです。
途中、デッキ・チェアの並んだ中庭のあるカフェがあったので入ってみました。
ホテル:Mercadoiro
巡礼者向けのアルベルゲと一般向けの部屋もあり、レストランも併設している施設でした。
特に中庭のデッキ・チェアの置かれているエリアは、景色も良く、寛げました。
周りにはスーパーのような店は見当たらず、その点は不便かもしれませんが、自然に囲まれてリラックスできると思います。
ここで、6/2にレオンからの道の途中で会った日本人の女性3人組のうちの2人と再会したので、もう一人の大阪から来ていた女性の事を聞いたら、彼女は今、馬に乗ってカミーノしているそうで、写真を見せてもらいました。
そういうオプションも有るんですね。
中庭があまりにも気持ちよすぎて、お喋りしながら、つい長居してしまいました。
橋の向こうはポルトマリンの街です。
この橋の上で、エヴァリーンに再び出会いました。
早速、ポルトマリンのバルで休憩しながらお互いの近況報告。
最初に彼女と会った時も軽く咳をしていたのですが、その後悪化して病院に行ったところ肺炎になりかけていて、三日間入院していたそうです。
おしゃべり中に、彼女がごそごそとバックパックから取り出した缶の中身をパクっと口に入れたので、「何、それ?」と見せてもらったら、嗅ぎタバコと言われる物でした。
写真の左下。一個の大きさはティーバックの1/4サイズ位。
スウェーデンでは一般的らしいです。
砕いたタバコの葉が入っていて、頬と歯茎の間に挟んで使うのだそうです。
タバコのように煙を出さずにニコチンを摂取できるので、人気なのだとか。
私も貰って試してみました。
燃やす前のタバコの葉の匂いがそのまま味になっている感じで、少しピリピリした刺激を感じました。
美味しくはないですが、禁煙中の人には有かもしれません。
電子タバコよりも、こっちの方が良いんじゃないのかな。
彼女は医者に、1日10kmしか歩いてはダメと言われているそうで、今日はポルトマリンに宿泊のため、ここでお別れしました。
朽ちていく建物と繁る若木
本日の宿:Albergue Casa Garcia
石造りの雰囲気のあるアルベルゲです。
テラスにこじんまりしたバー・カウンターがあって、開放的です。
先に宿に着いていたヒュンジとメルに合流して、何飲もうかなーと考えていると、ヒュンジが「これ、美味しーよ。」と教えてくれたのが、「セルベッサ・コン・リモーネ」。
セルベッサがビールで、リモーネがレモン。
レモネードとビールを合わせたような飲み物で、汗かいた時にグビグビ飲むのにちょうど良いです。
くつろいでいると、「コリアン・リッチ・ガイ」のジュンからLINEが入りました。
「昨日、サンチャゴに着いた。今、ムシアにいる。」
ムシアは、サンチャゴから90km程西にある海岸の町で、サンチャゴの大聖堂に到着した巡礼者が旅の最後に立ち寄る場所として人気があります。
最初の頃は私達と同じペースだったのに、随分早いです。
もう到着したとか、タクシー使ったんじゃない?と、冗談交じりにメルが言うので、
「タクシーで?」と聞くと、
「レンタカーで。」と (*'▽')
どんだけ急いでるん。