フランス人の道 30日目 Barbadelo
距離:27km
天気:曇りのち晴れ
トリアカスティージャから道が二つに分かれて、サモスで合流します。
カミーノ・アプリによると、北側の道は南側の道よりも6km短いがアップダウンが有る、南側の道にはサモスの修道院(ガリシア州最古の修道院)が有る。
修道院を見たかったので、南の道を選びました。
6世紀と言えば、日本では古墳時代後期、推古天皇、聖徳太子の若い頃の時代です。
それは確かに古いですね。
ここには巡礼者のための宿もあるそうです。
知っていたら、絶対、ここに泊まったのに!
見学は、時間が決まっていて修道士によるツアーのようです。
時間が合わなかったので、見学はしませんでした。
修道院のホーム・ページによると、ツアーの時間は以下の通りです。
月~土 午前10時、11時、午後5時
日 12:45、午後5時
修道院のホームページ:
※Google Cromeで開くと日本語翻訳が選択できます。
このホームページは、説明が丁寧で、修道士の一日のスケジュールなど珍しい説明も有り、画像が豊富でとても美しいです。
是非、見てみてください。
「歩く」ための準備に手いっぱいで、名所・旧跡、宿泊施設に対する下調べは全くしておらず、むしろ、道の先にどんな街や風景が現れるのか知らないほうが楽しいと思っていたのですが、調べていないとこんな事もあるんですよね。。。
まるで、「妖精と魔法の世界」みたい。
午後3時頃、サリアの街を通り過ぎます。
サリアはサンチャゴから110km程の距離にあり、100km歩くと巡礼証明書がもらえるので、ここから歩き始める人が多くなります。
聞いたところによると、巡礼証明書を持っていると、就職の際にポイント・アップになるそうで、そのために歩く学生もいるそうです。信憑性は定かではありませんが。
例えば、日本カミーノ・デ・サンチャゴ共の会の統計資料によると、2019年にサン・ジャン・ピエ・ド・ポーから出発した人は33,197人、サリアから出発した人は96,124人。
いきなり、ここから巡礼者の数が増えるので、ベッド争奪戦が起こるのもうなずけます。
いつもは行き当たりばったりで宿を決めるのですが、メルが毎日のように「サリアから先は絶対に宿を予約した方がいい!」というので、私もついに折れて予約をして、結果的には良かったです。
2019年は6月半ばに、サンチャゴ郊外で音楽フェスティバルが開催されることになっていて、余計に安い宿が取りにくい状態になっていました。
カミーノ慣れしているスキは、2月に既にサンチャゴデの宿の予約を済ませたと言っていました。
サリアの街を見渡せるビュー・ポイント。
丘の中腹にあるアルベルゲで、宿の裏手にある洗濯物を干す原っぱというか裏庭が開放的で、珍しく屋外にビールやスナックの自販機が設置されていて、すぐ側にテーブルがあるので寛げました。