フランス人の道 Muxia
距離:26km(タクシーで20分)
本日はフィニステーラと同じく、巡礼者が旅の終わりに訪れるという海辺の町ムシアにタクシーで移動して、その後、バスでサンチャゴ・デ・コンポステーラに戻り、そこから「ポルトガルの道」に入ります。
日数に限りがあるからとはいえ、タクシーを使うとは堕落したものです。
ムシアの町の中心地でタクシーを降りて歩きます。
潮風が心地よい石畳の道をずんずん歩いて、カーブを曲がると・・・
道の右手に小さなムシアの灯台と、左手にサンタ・マリア・ダ・バルカ教会(舟の聖母教会)の塔が見えました。
「バルカ」はガリシア語で「舟」という意味で、なぜ舟の教会なのかというと、布教が上手くいかずに悩んでいるヤコブを励ますために、舟に乗った聖母マリアが現れたという伝説にちなんでいるそうです。
フィステーラの海は穏やかそのものでしたが、ムシアの海は荒々しいです。
徒歩や自転車の巡礼者の姿もあります。
石造りのがっちりした教会です。
大きな岩がごろごろしていますが、岩伝いにぎりぎりまで歩いて行けます。
教会は海岸の岩場に建てられています。
後方の丘に遊歩道が続いています。
一枚岩のような大きな岩が波に削られて、まあるく平らになっていて、けっこう岩場も歩きやすいです。
冬場の風の強い日、雨の日などは険しい表情に変わるのでしょう。
冬場の荒れた海の様子も見てみたいです。
教会の内部です。
2013年のクリスマスの日に落雷で焼けたそうなのですが、すると、ここは再建した建物でしょうか。
この道を通って丘に登ります。
巨大な岩のオブジェがありました。
フィステーラの町もそうでしたが、オレンジの屋根の家が多いです。
丘もやはり浜辺同様の大岩で出来ています。
ムシアの景色を堪能して、町でランチをとって、バスでサンチャゴまで戻りました。
4時半頃、サンチャゴの中心部に戻ってきました。
上は、大聖堂の北側の旧市街エリアにあるサン・フランシスコ修道院です。
元々は13世紀に建てられて、その後18世紀に建てなおされた建物です。
大聖堂周辺の旧市街エリアは、緩やかな坂や庶民的な雰囲気の古い建物の残るエリアで、街ブラがすごく楽しいです。
時間がいくらあっても足りません。
巡礼仲間と最後の夕食をして、私はポルトガル・ルートに向かいます。
タクシーで。。。 (/ω\)
本日の宿:Albergue Miradoiro
現代的で、清潔、広いし、設備も充実、館内はポップな感じです。
各ベッドにコンセント、ライト有です。
しかし、とても殺風景な場所にあります。
明日からは、ポルトガルの首都リスボンからサンチャゴへと続く「ポルトガルの道」を逆走して、スペインとポルトガルの国境を徒歩で越え、ポルト、リスボンを訪問する予定です。