フランス人の道 21日目 Leon
天気:晴れ
距離:18km
この3日ほど、気温がぐんぐん上がって来ました。
もう朝の出発時は長袖Tシャツと薄手ウィンドブレイーカーだけで充分でした。
長袖のインナーは不要です。
今朝は5時過ぎからシャワーを使い始めた迷惑な巡礼者がいてトホホ
このアルベルゲは寝室のすぐ横がシャワー室なので、誰かがシャワーを使っていると、音が盛大に聞こえます。
シャワーを使っているのは、昨日夜遅く、皆が寝静まったころに到着した自転車で巡礼しているグループでした。
到着が遅かったのでシャワーを使うのがはばかられたのか、出発前のこんな早朝に使っているんでしょうが、大迷惑です。
しょうがないので、6時に出発しました
まだ、薄暗いです。
これぐらい暗くても、矢印はちゃんと見つけられました。
この時点で8時位です。本当は写真の奥に映っている古い橋を渡るのですが、今は使えないようで、代わりの橋を渡ります。
9時ころ、いつものようにカフェで朝食休憩です。
今日は、なぜかスポンジケーキもついて来ました。
上の写真だとちょっと分かりにくいですがが、トルティージャ(スペイン風オムレツ)やケーキを注文すると、フォークをグサッと刺した形で提供されます。
お仏壇に供える箸の立ったご飯を思い出して、毎回、ギョッとします。。。
レオンにつく前の1時間ほどは、こんな道が続きます。
横断歩道を渡って、長ーい歩道橋を歩かされました。
「フランス人の道」で、ここが一番長く高速道路や国道沿いを歩いた所じゃないかと思います。
都会に近づいた感じがして来ました。
レオンは中世の街並みが残る街だそうです。
ここまで来ると先程まで歩いていた国道沿いとは明らかに雰囲気が違います。
ここまで来ると先程まで歩いていた国道沿いとは明らかに雰囲気が違います。
開いてる教会があると、ついフラフラと入ってしまいます。
外は暑くても、いつでも教会の中はひんやりしていて気持ち良いです。
この日みたいに、車の排気ガスにまみれて炎天下を歩いた後に、清らかな空気の信者席に座っているとボーっとして、魂が抜けてしまいそうです。
気が付いたら100年経ってたなんてことになりそうなので、しぶしぶお尻を上げます。
本日の宿のリビングから眺めたところです。
初期のガウディの建築となるボティネス邸(茶色い建物の右の右)がすぐ近くに見えます。
ここから、右手に400m程歩くとレオン聖堂です。
本日の宿:Hostel Covent Garden
※Google Chromeで開くと日本語翻訳が選択できます。
※Google Chromeで開くと日本語翻訳が選択できます。
街の中心部の便利な場所にあります。
街のシンボル、レオン大聖堂です!スペインのゴシック建築の傑作だそうです。
一部改修作業が行われていました。
巡礼仲間と待ち合わせて街ブラしていたら、カリオン・デ・ロス・コンデスの歌うシスターの演奏会で韓国代表として歌った女子に再会しました。
「調子はどう?」と挨拶すると、めっちゃプリプリ怒っています。
話を聞くと、アルベルゲで以下のようなやり取りがあって腹が立って部屋を出てきたそうなのです。
誰か:「韓国人、マナー、悪くない?」
彼女:「それは韓国人だからじゃなくて、その人の問題でしょ。他の国の人だってマナー悪い人はいるよ。」
ドイツ人女子:「あら~、私達ドイツ人はマナーが悪い人はいないわ~。」
彼女:「何言ってんの、あんたら、年寄り見て、「歩くの遅ーい」とか笑ってたやん!年寄りをもっと敬えよ!」
彼女:「それは韓国人だからじゃなくて、その人の問題でしょ。他の国の人だってマナー悪い人はいるよ。」
ドイツ人女子:「あら~、私達ドイツ人はマナーが悪い人はいないわ~。」
彼女:「何言ってんの、あんたら、年寄り見て、「歩くの遅ーい」とか笑ってたやん!年寄りをもっと敬えよ!」
彼女、ドイツ人女子の真似しながら、一人漫才みたいに会話を再現してくれたのですが、これが上手、上手。
悪いんですが、腹抱えて笑っちゃいましたw
仲間内では、彼女は「ブレイブ(勇敢な)・コリアン・ガール」と呼ばれていました。
私個人としては、いびきが大きすぎるとか、そのレベルの迷惑な人には沢山遭遇しましたが、失礼な人には会うことは無かったです。
ガウディの設計によるボティネス邸。
繊維会社を営む富豪が注文して作った建物で、元は1階が事務所、2階が自宅、3階・4階が賃貸となっていたそうですが、今はガウディ博物館になっています。
うーん、ガウディって感じしますかね?
近くに寄ってみると、窓枠とか入り口とか、ガウディっぽい?
どうです?
ボティネス邸からレオン大聖堂まで続くこのエリアは、心惹かれるレストランが沢山あって、どこに入るか迷ってしまいます。
そんな時は、Google
Mapで付近のレストランを検索して、評価高めで、お値段お手頃な店に決めていました。
この日は、サッカーのヨーロッパ・チャンピオンシップとかで街中が一晩中大騒ぎでした。
久しぶりに深夜までバルを梯子して過ごしました。
梯子の途中で、アフリカ行く予定のマリちゃんに再会したのですが、彼女達もバル梯子中で8軒目とか9軒目とか言ってました。
さすが18kgのバックパック背負って一人でアフリカ行こうかってだけのことありますw
ログローニョで出会ったもう一人のマリコや、韓国若者グループにも再会出来ました。
こんな風に、巡礼中は、行く先々の村や町に見知った顔があって、一人で歩いているという感覚がしませんでした。
たまに、「一人にさせてくれ・・・」という気分の時もありますがw