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2019年5月18日土曜日

サンチャゴ巡礼【 フランス人の道 】2019/5/17 → ログローニョ

サンチャゴ巡礼【 フランス人の道 】 7日目 Logrono


気温:5-13℃
天気:小雨
距離:29km
時間:7:00-14:15

朝から30分以上、この一本道を歩いています。

ずっと、小雨が降り続いて、ぱっとしない天気ですが、雨の中を歩くのもけっこう楽しいです。普通はしない事なので。


味のある中世の街です。


雲が低く垂れこめています。まだまだ先は長そうです。


ようやく、ログローニョの街に入ります。。。が、今日はどこ泊まろうかなあ。

スマホを眺めながら雨の中を歩いていると、イタリア人のおじさんに声をかけられました。

おー、今日、ずっと私の前を歩いていたおじさんだわ。

イタリア語オンリーです。わかりません・・・

彼も今日の宿を探しているようなので、私のスマホのgoogle mapで、彼の言う宿の名前を検索しましたが、山のようにヒットしてしまいます。

どうやら私が役に立たないと思ったのか、今度は通りかかりのスペイン人を捕まえて、道を聞いています。

スペイン語とイタリア語、似てるから通じるのでしょうか。

道が分かったらしく、私を手招きして、「こっちだ!ついてこい!」みたいな感じです。

どや顔ですw

私も雨の中で宿探しは嫌なのでついていくことにしました。

本日の宿:santiago el real pilgrims hostel
※Google Chromeで開くと日本語翻訳が選択できます。

16世紀の教会の中にある巡礼者専用の宿です。

宿代は決まっておらず、寄付という形になります。

この種類の宿ではだいたい食事も提供されるようです。

私もこの教会で食事をいただきました。

何世紀もの間、巡礼者を受け入れてきた場所だと思うと感慨深いです。



さっきのイタリア人のおじさん、名前はジョゼッペ。

彼の会話は殆どイタリア語です。

ベッドの上に指でイタリアの地図を描いて、「ここがミラノ、ヴェネツィア、ローマ、ナポリ…俺の住まいはここ!」!と、ローマの右側の場所を指さします。

英語を話せなくても、全力で会話してきますw

彼の姿はこの後、何回も目にしました。

ベッドではガイド本を読み、教会では必ず信者席に座って祈りを捧げ、あっちで写真撮り、こっちでビデオ回して・・・

大変熱心でした。


こちらの宿では、外で食事をしても良いですし、教会の食事の提供を受けても良いので、食事をいただきました。

ちょっと緊張しましたが、最初に皆で賛美歌を歌って、食事となりました。


「ソパ・デ・アホ(ニンニクのスープ)」です。

玉ねぎ、にんにくにパンを投入したスープです。

にんにくの香りが食欲をそそって、元気が湧いてくる一品です。

量もたっぷりです。



ジャガイモのトルティージャ(スペインオムレツ)です。

これ、よくスペインで食べました。

ワインとバゲット、最後にアップルパイが出ました。




夕食の後に教会の内部を案内していただきました。

観光客もおらず、贅沢な時間でした。

ログローニョはピンチョスの美味しいバルが沢山あるそうなので、有名なリオハ・ワインと一緒に堪能するのも楽しいと思います。