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2020年8月18日火曜日

サンチャゴ巡礼【 フランス人の道 】費用について

2019年の5月と6月に「フランス人の道」を歩いた時の、費用について、表にまとめました。

単位は円です。1ユーロ=123円で計算しています。

「装備」には、靴、バックパック、寝袋など、主に今回買いそろえた品が含まれます。

「滞在費」は、フランス人の道(サン・ジャン・ピエ・ド・ポー ~ フィステーラ、ムシア)を歩いた2019/5/9~6/15 (38日間) にかかった宿代、飲食代、その他(入場料、薬、コスメ、SIM、交通費等)です。

「滞在費」には、ブルゴス、レオンで観光のために連泊した時の費用と、フィステーラ、ムシアに行った時の費用が含まれています。

「滞在費」には、「ポルトガルの道」、ポルト、リスボン滞在の費用は含まれていません。

単位:円
飛行機代 94,990
パリ → SJPP の列車料金 13,175
装備 125,508
滞在費 153,590
合計 387,263


■「装備」


一から揃えたので高くなりました。

アウトドア用品て高いですね。

買いそろえていくうちに、途中で幾ら使ったか計算するの怖くなってしまいました。

でも、その分、次回は費用がぐんと抑えられると思います。

以下は装備費用の内訳です。

単位:円
19,008
靴下×2 3,456
バックパック 13,824
寝袋 21,060
長袖インナー×2 6,696
トレッキング・パンツ 9,936
レイン・ジャケット 16,848
レイン・パンツ 5,076
長袖Tシャツ 3,024
長袖Tシャツ 1,504
フリース 3,758
帽子 4,700
防水バック 4,070
スポーツ用下着(上下)×2 2,560
サポート・タイツ 1,580
タオル 1,216
ビーサン 1,589
ポーチ×4 432
充電器 2,999
爪切り 599
海外用電源変換プラグ 371


■「滞在費」
2019/5/9~6/15 (38日間) 

単位:ユーロ
合計 平均/日
宿泊費 492.0 12.9
飲食費 598.5 15.8
その他 158.2 4.2
(ユーロ) 1248.7 32.9
(円) 153590 4042

宿泊費は...
一番安い日が5ユーロ、
高い日がサン・ジャン・ピエ・ド・ポーの一泊目の60ユーロでした。

宿は、サリア以降は別として、予約せずに、いつも適当に、近場の宿からベッドが空いているか聞いて、無ければ次の宿に行くという風にしていました。

飲食費は、
一番安い日が2ユーロ、
高い日が50ユーロでした。

2ユーロの日は、おそらく、事前に買っておいた缶詰とバゲットで済ませたんじゃないかと思います。

50ユーロの日は、巡礼仲間3人でレストランに出かけて、一皿をシェアするつもりで、めちゃ厚いステーキを注文したところ、オーダーミスして、3人前出て来た時ですw

朝食は大体、歩きながらバナナ食べたり、9時頃、休憩がてら寄ったバルかカフェで、飲み物とトルティージャ(スペイン風オムレツ)かボガージョ(スペイン風サンドイッチ)注文したり。

昼食は食べたり食べなかったり。

夕食は1人の時はバルでピンチョスとワインで軽く済ませたり、仲間と一緒の時はレストランでとっていました。

自炊は卵を茹でる位しかしませんでした。

出来たら時々は自炊したかったのですが、キッチンが混んでいたり、食材を買って余らせるのももったいないしで、結局、ほとんど自炊はしませんでした。

ちなみに、ブルゴス、レオンに延泊せず、フィステーラ、ムシアにも行かなかった場合の滞在費は、以下のようになりました。

滞在日数は34日です。

単位:ユーロ
合計 平均/日
宿泊費 396.0 11.6
飲食費 486.7 14.3
その他 53.8 1.6
(ユーロ) 936.5 27.5
(円) 115190 3388



2020年5月31日日曜日

サンチャゴ巡礼 【フランス人の道】お役立ちアプリについて

巡礼路では、「Buen Camino」、「WhatsApp」というアプリがとても便利でした。

この2つは巡礼者が良く利用しているアプリです。

「Buen Camino」は、サンチャゴ・デ・コンポステーラまでの各種の「道
」を歩くうえで必要となる情報を教えてくれるアプリです。

このアプリで、ルート上の一つ一つの街の情報を得ることが出来ます。

宿泊施設・銀行・薬局・スーパー・病院・バーの有無、天候、気温、高低差、見どころ、次の街はどこで、そこまで何Kmか、そこまでルートなどなど。

このアプリがあれば、他に紙のガイド本は不要かもという位、ぎっしり情報が詰まっています。

一番人気の「フランス人の道」以外の道の情報もあります。

「ルート」(「フランス人の道」や「ポルトガル人の道」等)毎にダウンロード出来ます。

「フランス人の道」「ポルトガル人の道」は有料(650円位)でしたが、「北の道」「プリミティボの道」は無料でした。

道によって、有料と無料があるようですね。

※追記 2020年6月21日
iPhoneのバージョンアップの影響でアプリが使用できなくなったため、インストールしなおして、「フランス人の道」と他のルート情報を再度ダウンロードしたところ、無料でした。
アプリの先頭メニュー(ACTIVE GUIDE)の、「Pay the app」という項目に、「寄付を受け付けている」という旨の記述があったので、課金制度が変わったのかもしれません。




宿泊施設の情報も豊富です。

黄色のAのアルファベットの家は、公営のアルベルゲを表していて、予約が出来ません。
黄色の丸で5段階評価も参考になります。
営業している時期、ベッド数などは重要ですね。

その他に、wi-fi、キッチン、朝食・夕食の提供、洗濯機、乾燥機、馬小屋(!)の有無、キャンプOKとか。

宿泊費は詳細画面で確認できます。
予約可能な宿なら、詳細画面から電話やメールで予約が入れられます。
また、この画面の下部の「Book on Booking」からBooking.comに遷移します。



「What's up」はLINEみたいなメッセージ・アプリです。

巡礼中に仲良くなった人と連絡を取り合うのに利用していました。

夕食の待ち合わせをしたり、街の情報を教えてもらったり、時には先に到着した仲間にベッドの確保をしてもらったり・・・

Booking.com」も良く使いました。

ラスト100kmは、巡礼者が倍になるので、事前に宿を1週間分予約しておいたり、たまに巡礼宿ではないホテルに宿泊したりするときに利用しました。

もう一つ、Google Map」。

あらかじめ、オフラインマップをダウンロードしておけば、オフラインでも自分の位置が地図上で確認できます。

また、オンラインでしか使えませんが、経路を検索すると公共交通機関の時刻も確認出来て巡礼後の観光旅の間は、その時の気分次第で柔軟に行き先を決めることが出来ました。



2020年3月14日土曜日

サンチャゴ巡礼【 フランス人の道 】旅の季節について

スペイン巡礼の旅の時期については、

主に、日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会の統計情報を参考にさせていただきました。

https://www.camino-de-santiago.jp/pdf/2004-++data.pdf

各月の巡礼者数と巡礼路主要都市の気温・降水量が分かります。

春から夏にかけて巡礼者数が増えています。

そうでしょうねー。

春から夏は気持ちよさそうですもんね。

人が多い季節は気候的に歩きやすくはあるのですが、巡礼宿のベッドの争奪戦が起こりそうです。

巡礼者の少ない秋・冬は気温が下がり、巡礼宿が閉まっている場合もあるし、雪や低温に備えて装備も増えるでしょう。

学生の夏休みと欧米のバケーションが重なる7月、8月は巡礼者も増えるし、暑いでしょう。

ここ数年、ヨーロッパの夏の猛暑はニュースになってますね。

人が多いと知らない人と会話する機会も増えて楽しい(たまに疲れる)のですが、キッチン、トイレ、シャワー、洗濯機が混んで、ストレスになりそうです。

春の新緑の景色を楽しみたかったので、今回は5月初旬から、6月中旬に歩くことに決めました。

最後の100kmからは巡礼者の数が2倍近くになるので、案の上、ベッド争奪戦が起こりましたが、アルベルゲ以外にも私営のホテルのドミトリーもあるので、寝るところが無いということはありませんでした。

気温は寒い時で1度、暑い時で34度ほど、1日中雨の日は2,3日でした。

1度というと日本の真冬の温度です。

出発する前は、この1度という気温にかなりびびっていたのですが、実際には歩いている時に寒いと感じることはあまり有りませんでした。

背中がバックパックで保温されて、かつ、重さ6,7kgの物を自力で運んで歩いているので、結構な運動になって体が温まっていたからだと思います。

4月、5月でも良かったと思います。5月、6月よりも人が少ないから。

秋は気温が高くないし、春・夏に比べて歩いている人が少ないので、歩きやすかと思いますが、寂しーい気持ちになりそうで、はずしました。

でも、秋好きな人には良い季節ですね。

雪の季節に歩いた方のブログを拝見したのですが、それも魅力的でした。