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2020年3月14日土曜日

サンチャゴ巡礼【 フランス人の道 】旅の季節について

スペイン巡礼の旅の時期については、

主に、日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会の統計情報を参考にさせていただきました。

https://www.camino-de-santiago.jp/pdf/2004-++data.pdf

各月の巡礼者数と巡礼路主要都市の気温・降水量が分かります。

春から夏にかけて巡礼者数が増えています。

そうでしょうねー。

春から夏は気持ちよさそうですもんね。

人が多い季節は気候的に歩きやすくはあるのですが、巡礼宿のベッドの争奪戦が起こりそうです。

巡礼者の少ない秋・冬は気温が下がり、巡礼宿が閉まっている場合もあるし、雪や低温に備えて装備も増えるでしょう。

学生の夏休みと欧米のバケーションが重なる7月、8月は巡礼者も増えるし、暑いでしょう。

ここ数年、ヨーロッパの夏の猛暑はニュースになってますね。

人が多いと知らない人と会話する機会も増えて楽しい(たまに疲れる)のですが、キッチン、トイレ、シャワー、洗濯機が混んで、ストレスになりそうです。

春の新緑の景色を楽しみたかったので、今回は5月初旬から、6月中旬に歩くことに決めました。

最後の100kmからは巡礼者の数が2倍近くになるので、案の上、ベッド争奪戦が起こりましたが、アルベルゲ以外にも私営のホテルのドミトリーもあるので、寝るところが無いということはありませんでした。

気温は寒い時で1度、暑い時で34度ほど、1日中雨の日は2,3日でした。

1度というと日本の真冬の温度です。

出発する前は、この1度という気温にかなりびびっていたのですが、実際には歩いている時に寒いと感じることはあまり有りませんでした。

背中がバックパックで保温されて、かつ、重さ6,7kgの物を自力で運んで歩いているので、結構な運動になって体が温まっていたからだと思います。

4月、5月でも良かったと思います。5月、6月よりも人が少ないから。

秋は気温が高くないし、春・夏に比べて歩いている人が少ないので、歩きやすかと思いますが、寂しーい気持ちになりそうで、はずしました。

でも、秋好きな人には良い季節ですね。

雪の季節に歩いた方のブログを拝見したのですが、それも魅力的でした。