サンチャゴ巡礼【 フランス人の道 】
Saint Jean Pied de Port
時間 : 07:10
気温 : 11℃
天気 : 曇り
ついにパリ到着しました。
もう、戻れません(笑)
早朝便はアジアからの到着が多いそうです。
そのせいか入国はカオス状態。
飛行機到着から入国まで1時間半かかりました。
シャルル・ド・ゴール空港駅から、サン・ジャン・ピエ・ド・ポーに向けて列車で移動する人も多いと思いますが、事前に列車のチケットを予約する場合は、時間に余裕を持っておいた方が良いですね。
サン・ジャン・ピエ・ド・ポー(以下、SJPP)に向け、SNCF(仏の国鉄)で移動。
シャルル・ド・ゴール空港駅 11:18発
ボルドー 14:52着
ボルドー 15:02発
バイヨンヌ 16:46着
バイヨンヌ 18:30発
サン・ジャン・ピエ・ド・ポー 19:36着
・・・の予定でしたが、シャルル・ド・ゴール空港駅を出てしばらくして停車。
フランス語と英語で何かアナウンスしていますが、良く分かりません "(-""-)"
言葉が出来ないと、こういう時に困ります。
車内のwi-fiにアクセスして、SNCFの運行状態をチェックしてみると、私の乗っている列車は、駅構内の電気系統?トラブルのため、停車だとか。。。
30分ほどして電車は動き始めましたが、しばらくして、また停車。
なんとかボルドーに着きました。
ボルドーの駅 |
ボルドー発の電車も運行時間が変更になっていたため、ボルドーで、小一時間の待ち時間が出来たのですが、観光する時間はありません。
世界遺産にも登録されている美しい街です。
残念
最初から一泊するスケジュールでも良かったかも…。
結局、バイヨンヌからSJPPに向かう最終の列車に間に合わず、途方にくれてしまいました。
雨が降り始めたし、もう外は暗いです。
どうしよう (*_*;
めっちゃ、困った。
駅の1つだけ開いていた窓口に職員と思しき女性が座っているのですが、ツンツンしてそうな感じのお姉さんで何となく話しかけにくいんですよねー。
しかし、カタコト英語で聞いてみることにしました。
すると、お姉さん、ツンツン顔ではありますが、意外と反応早く、「あらー、ちょっと待ってて。」と。
「ちょっと、あなた、こっち来てー!」と、少し離れたベンチに一人で座っていたメチャ背の高い若者に声を掛けます。
どうやら、彼も列車の遅延のせいで、乗り遅れた人みたいです。
同じ運命の人がいて、がぜん元気になりました。
「求めよ。さらば与えられん」ですねー♪
勇気を出して話してみて良かった。
フランス人はフランス語を話さない人に冷たいみたいなイメージがあって、話すの躊躇していたのですが、そんな事はありませんでした。
列車のトラブルの場合、国鉄が代替の移動手段を用意してくれるそうです。
鉄道会社のお姉さんがタクシーを手配してくれて、ベルギー人のお兄さんと一緒にSJPPまで移動することが出来ました。
タクシー代は国鉄持ちです。
最後に、「ありがとう」とお姉さんに言うと、「あなたのお役に立ててうれしいわー。旅をエンジョイしてねー。」みたいな言葉を笑顔で返してくれました。
そういえば、ボルドーの駅でも・・・
トイレの場所が分からず、ウロウロしてた時に、数名で談笑しながら歩いていた警察官を見つけました。
その内の女性に、「すみません」と声をかけたとたん、今まで笑っていたのに突然キッとなったので、「もしかして、アジア人嫌い?」と思ったのですが、「トイレはどこですか?」と聞いてみると、またまた一瞬で笑顔に戻り、「あそこよー。」と教えてくれました。
声をかけられて、顔が自然と仕事モードに切り替わったんでしょうね。
そのトイレ、あまりにモダンでどうやってドアを開けるのか分からなかったのですが、先ほどの彼女が気さくにドアまで開けてくれました。
SJPP着
時間 : 21:20
気温 : 8℃
天気 : 雨
タクシーの運転手さんが宿まで送ってくれて、
わざわざ宿の外から、中の人に電話をして、私が到着したことを教えてくれました。
良い人やん。
宿のオーナーのベトナム人の奥様とフランス人の旦那様が、「待ってたよー。ウェルカム!」と迎えてくれました。
事前に列車の中から、「到着が遅れるけど、部屋をキャンセルしないでください」というメールは送信しておいたのですが、部屋を確保しておいてくれるか心配だったので安心しました。
到着時刻が遅れる場合は、電話かメールで宿に連絡しておいた方が良いでしょう。
繁忙期には予約がキャンセルされることもあるかもしれません。
駅のお姉さんも、タクシーの運転手さんも、ホテルのオーナー夫婦も良い人達で助かった。
街の中心部から歩いて15分位の静かな場所にあります・・・と言っても、この街自体が全体的に静かですが。
しょっぱなからトラブルでしたが、何かあっても何とかなるもんだなと、ちょっと自信もつきました。