サンチャゴ巡礼【 フランス人の道 】 Saint Jean Pied de Port
天気:曇り
宿で朝食をとりました。
どうやら宿泊客は私一人だけだったようで、
中庭を眺めながら静かに優雅な朝食をいただきました。
コーヒー、ミネラルウォーター、オレンジジュース、
たっぷりのパンに、バターとジャムと果物。
本日は、巡礼事務所でクレデンシャル(巡礼手帳)を発行してもらい、初のアルベルゲ宿泊をします。
ちょっと緊張しますね。
アルベルゲというのは、巡礼者が泊まる簡易宿泊所のような所です。
そして、アルベルゲに泊まるにはクレデンシャルが必要となります。
クレデンシャルは、巡礼路における1種のパスポートのようなもので、ちゃんと巡礼路を歩いたことを証明するために、行く先々のアルベルゲや教会、BARなどでスタンプを押してもらい、サンチャゴ・デ・コンポステーラの街に着いた後で巡礼事務所の係員にそのクレデンシャルを見せて、ちゃんと巡礼路をあるいたという証明書を書いてもらうために必要となります。
アルベルゲが開くのは12時過ぎだったので、オープンするまで入口の前で行列に並びました。
韓国人、多し!
完全、アウェーです。
大体、どのアルベルゲも、部屋には簡易な2段ベッドがずらりと並んでいます。
かけ布団は無くて、マットレスと枕、たまに毛布があったりします。
ベッドの場所は指定される場合もあれば、空いてる所を好きに選んでと言われる事もあります。
二段ベッドの上に登るのは、足痛いときは辛いし、動くとギシギシいって下の人に気を使うので
下のベッドが吉です。
初めてのアルベルゲで、勝手が分からず、オドオドしてしまいます。
部屋に入ったはいいが、次に何をしたら良いか分かりません。
他の人の様子を見るに、まずは寝袋をベッドに広げるようです。
なるほど、「私、このベッド使うから」アピールですね。了解です。
隅っこの空いてるベッドを見つけて、とりあえず、寝袋広げて、その上に横になってみます。
全然くつろげませんw
朝は長袖インナー、長袖Tシャツ、フリース、薄手のウィンドブレーカーでしたが、12時近くになると、気温がぐんぐん上がって、一枚ずつ脱いで、最後はインナーも脱いで長袖Tシャツ一枚。
その後、雷鳴って、雨降って、また晴れ
1日の内に冬から初夏まであるような気候です。
この日は同じアルベルゲの韓国の女の子達と近所のスーパーで買い物して終わり。
昼食も夕食も簡単なフランスパンのサンドイッチみたいな物で済ませました。
このパンが固い、固い。。。
この後、何度も食べることになるのですが、固すぎて口の中が切れる。。。
食事の後、アルベルゲのキッチンでビールを飲みながら、韓国の中高年の巡礼者グループととおしゃべりをして過ごしました。
知らなかったのですが、韓国では3割ほどの人がキリスト教徒だそうです。
ちなみに、日本のキリスト教徒の割合は、文化庁「宗教年鑑」H29年度版によると1.1%です。
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