サンチャゴ巡礼【 フランス人の道 】 1日目 Roncesvalles
気温:2-8℃位
距離:27キロ
フランス人の道は、巡礼初日が一番ハードです。
なぜなら、巡礼最大の難所と言われるピレネー山脈越えが待ち受けているからです~
(ブルブル (;´Д`))
海抜200mのサン・ジャン・ピエ・ド・ポーの街から歩き始めて、山道に入り、徐々に高度をあげ、18.5Km先の高さ1,430mのレポエデール峠を越えて、そこから2km程続くきつい石だらけの坂を下り、さらに4km程歩いて、ようやく目的地のロンセスバジェスに到着となります。
サン・ジャン・ピエ・ド・ポーの8km程先にあるオリソンの宿を過ぎると、次の宿はロンセスバジェスまで無い・・・というか山の中なので、カフェもBarもコンビニも何も無いので、出発したら最後、歩き続けるしか無いです(悲)
この道、ナポレオンも通ったという由緒ある道らしいのですが、冬場は通行止めとなります。
普通、1日に27kmも歩いたりしないので、歩き通せるかちと不安ですが、ここまで来たら歩くしかないです。
出発 |
皆がゴソゴソと身支度を始める気配で目を覚まして、朝7時前に出発しました。
スッピンで顔には日焼け止めしか塗らないので、支度はあっと言うまに出来ます♪
牛にガン見される |
住宅街の道も徐々に登坂になってきて、すでに息が上がっています。
オリソンの休憩所の写真が1枚もないのは疲れてたからでしょう。。。
オリソンのBARに入ると、SJPPで見た顔がチラホラ。
昨日、一緒に買い物をした韓国の女の子たちもいます。
彼女達とは、この先何度も何度も顔を合わせることになります。
オリソンの休憩所はお客さんでギュウギュウ。
この日はあいにくの小雨交じり、霧交じり、強風の天候でした。
強風です |
春の息吹! |
落ち葉に覆われた山道
|
しかし、所々に残雪 |
この十字架を超えると、もうすぐスペインとの国境だそうです。
避難小屋
|
中には何もありませんが、そこでフリースを追加して、雨具のパンツを重ね履きしました。
5/11はあいにくの天気となりましたが、5/13は快晴で、その日ピレネー越えをした巡礼者は素晴らしい景色を堪能できたそうです。
しかし、5/12は、軽装で山にはいったドイツ人の男性が途中で寒さにやられて動けなくなり、ヘリで救助されたと、後日、別の巡礼者から聞きました。
たとえ、出発時に暑くても、天気予報が快晴でも、雨具、防寒着、チョコや果物などの行動食、水は用意しておいた方が良いですね。
ほんのたまに、晴れ間が現れます。
晴れると景色がガラッと変わります!
まだか、まだかと歩くこと8時間弱、ようやくロンセスバジェスの街に到着しました。
到着 |
雪がまだ残ってる所も有りました。
歩き始めは長袖インナー、長袖Tシャツ、薄いウィンドブレーカーでしたが、小雨が降り始めて、レインウェアを追加し、一番高いところ辺りで、雨と風が強くなって、寒くてフリースを追加しました。
登坂よりも終盤の下り坂が要注意です。
次の日、膝が痛かったのは、おそらく、ここでちょっと小走りに下ったせいだと思います。
岩だらけの下り道で、足首を捻りやすいし、疲れの出て来る頃なので注意力が低下して転びやすいです。
ここで転んで手の人差し指を強打して、本人は折れたと思ったけど、夫に言うと帰って来いと言われるだろうから帰国するまでテーピングでしのいで、帰国後に病院に行ったら、指の周りに神経が巻き付いてしまっていて、それを一本ずつはがす手術を7時間だか9時間かけて行ったという強者もいました。
あるアメリカ人の巡礼者は、下りで転んで膝打って、途中からは筋肉もつったりして、もうダメだと思ったけど、親切な韓国人の巡礼者に励まされてやっとこさ夕方6時過ぎに宿に到着して、「俺は泣いた。神の導きを感じた。」と言ってました。
そして、重要だと思ったのは、バックパックの防水対策です。
あるカナダ人華僑のご年配のご夫婦は、今回は2回目だったのですが、初回のこの日に大雨に振られて、パスポートから寝袋までずぶぬれになったそうです。
その時、水分を含んだバックパックの重量は25kgにもなっていたそうです。
25kgとかあり得んですよ。自衛隊の演習ですか。
バックパック・カバーは必須と思いますが、バックパック・カバーだけでは強い雨の場合はバックパック内への浸水は完全には防げません。
岩だらけの下り道で、足首を捻りやすいし、疲れの出て来る頃なので注意力が低下して転びやすいです。
ここで転んで手の人差し指を強打して、本人は折れたと思ったけど、夫に言うと帰って来いと言われるだろうから帰国するまでテーピングでしのいで、帰国後に病院に行ったら、指の周りに神経が巻き付いてしまっていて、それを一本ずつはがす手術を7時間だか9時間かけて行ったという強者もいました。
あるアメリカ人の巡礼者は、下りで転んで膝打って、途中からは筋肉もつったりして、もうダメだと思ったけど、親切な韓国人の巡礼者に励まされてやっとこさ夕方6時過ぎに宿に到着して、「俺は泣いた。神の導きを感じた。」と言ってました。
そして、重要だと思ったのは、バックパックの防水対策です。
あるカナダ人華僑のご年配のご夫婦は、今回は2回目だったのですが、初回のこの日に大雨に振られて、パスポートから寝袋までずぶぬれになったそうです。
その時、水分を含んだバックパックの重量は25kgにもなっていたそうです。
25kgとかあり得んですよ。自衛隊の演習ですか。
バックパック・カバーは必須と思いますが、バックパック・カバーだけでは強い雨の場合はバックパック内への浸水は完全には防げません。
防水のインサイド・バック、もしくはゴミ袋でも良いと思うので、濡れると困るもの(例えば、ダウンジャケットや寝袋)を入れて置けるものも用意しといた方が良いと思いました。
絶対にピレネーの景色を見たい!と思ってる方は、サン・ジャン・ピエ・ド・ポーの街で天候が良くなるのを待って出発するのも良いと思います。
サン・ジャン・ピエ・ド・ポーの街は可愛くてフォトジェニックなので。
本日の宿:Roncesvalles Pilgrims Hostel
※Google Chromeで開くと日本語翻訳が選択できます。
ロンセスバジェスに1軒しかない公営のアルベルゲで、教会が運営しており、ベッド数は183。
ホラー映画に出てきそうな見た目ですが、内部は現代的に改装されていて、まるで「少年自然の家」と言った感じです。
キッチンや食事をするスペースも広く、夕食の提供もあり、飲み物やスナック、レンジでチンするタイプのパスタやパエリアの自販機もありました。
キッチンも学校の調理室みたいに新しくて広くて清潔です。
自販機で購入したビールを飲んでいたら、昨日のアルベルゲで一緒だった韓国人男子二人組が、「あ、ビール、あるんですか?どこに?」って言うので教えてあげたら、「ひゃっほー。」って大喜びしていました。
ハードな運動して、シャワー浴びてさっぱりした後は、やっぱワインじゃなくてビールだよね。
お互いの健闘を称えつつ乾杯しました。
レンチン食品と飲み物(ビール有)
|
上の自販機の上段部の拡大写真(パエリアやパスタ) |
スナックとジュース類 |
それは、それで趣があって良さそうですが。
朝食はすぐ近くのレストランで3.5ユーロで提供されていました。
朝食はすぐ近くのレストランで3.5ユーロで提供されていました。