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2019年5月26日日曜日

サンチャゴ巡礼【 フランス人の道 】2019/5/25 → イテロ・デ・ラ・ベガ

フランス人の道 15日目 Itero de la Vega


距離:30km
天気:晴れ
気温:8-15℃

今日も昨日に引き続き、平坦な道が続いています。


遠くに風力発電用の風車がずらりと並んでいます。


せっかく撮ったので地味な写真もupしておきます。





赤いポピー・・・春爛漫です。今日はピクニック気分です。










カストロヘリスの町の手前に、数百メートル程の舗装された急な下り坂があって、一歩足を踏み出すたびに膝にガツンガツン来ます。

下りで、おまけにアスファルトだとめちゃ膝に来ます。

膝にテーピングしたり、サポーター着けてる巡礼者、多かったです。

この坂を登り切った所で、顔見知りの韓国人ヤング4人に、せーのっ!でジャンプしてる写真を撮ってほしいと頼まれて、撮ってあげました。

よくジャンプする気になるね (*_*;

若いって素晴らしいね。。。


カストロヘリスは、城(現在は廃墟)のそびえる丘の麓に広がった町で、巡礼路に沿って発展した町です。

かつては、カストロヘリスの町を貫く巡礼路沿いに教会や商店、病院が立ち並んでいたそうです。

これは、カストロヘリスの町の手前にあるサン・アントン修道院の跡です。


この説明図によると、ここは貧しい人や巡礼者、病人のためのシェルターにもなっていたそうです。


遠くにカストロヘリスの丘と、その上に建つ城の跡が見えます。


道の両側はこんな野原です。



教会に立ち寄ってみました。


猫ちゃんと犬。平和そのものですが、良く見ると猫ちゃんの顔が怒って見えますw


カストロヘリスの町を通り過ぎます。

この通りが昔の巡礼路でしょうか。

wikipediaによると、かつては長さ2kmの巡礼路における最長の通りだったそうです。



天気も良いので次の町まで歩くことにしました。

予定を立てずに、その日の気分で旅を続けられるのが、今回の旅の醍醐味です。♪


本日の宿:REf.municipal
※Google Chromeで開くと日本語翻訳が選択できます。

宿には着いたのですが、オスピタレイロ(管理人)が見当たりません。

不在時の連絡先の番号が壁に書いてあったので、かけてみました。

おばちゃんの声が聞こえてきたので、空きベッドがあるか英語で聞いてみましたが、スペイン語オンリーで返されました。

「私はスペイン語は話せません。」とスペイン語で言ってみましたが、返事はやはりスペイン語。。。

すると、既にベッドを確保していた韓国の人が、「好きなベッドを選んで良いよ。」と教えてくれました。

このアルベルゲは、1室しか無いようで、大変珍しいことに2段ベッドではなく、普通のベッドでした。

ベッド数は12,3。

幸い空きがあったので、窓際のベッドを確保し、しばらくして、オスピタレイロのおばちゃんがやって来たので、宿代を払いました。

ベッドが確保できて、人心地ついたので、周りを見回すと、なんと、台湾、韓国、日本(私)のオンリー・アジアン・チームでした。

そして、最後にやってきたのが、ぱっと見、サンタクロースがみたいな欧米のYOU。

たぶん、この人、部屋の中見て、最初ちょっと驚いたんじゃないかな。

この宿、ベッドは良かったのですが、キッチンが超貧弱です。

2口の電熱コンロが1つしかなく、しかも電圧が弱いので、二つのコンロを同時に使用すると、鍋のお湯を沸騰させるのにも10分以上かかります。

私がゆで卵をゆでるためのお湯を沸かそうとしている隣のコンロで、韓国若者カップルがパスタを茹でようとしていたのですが、いつまでたっても、二つの鍋のお湯が沸騰しないので、とうとう私はお湯を沸かすのを諦めて、彼らの料理が終わった後にコンロを使うことにしました。

キッチンも3畳くらいの広さしかないので、熱々カップルと一緒にいるのも嫌なので、彼らの調理が終わるまで、中庭で台湾からの巡礼者とおしゃべりして過ごしました。

彼らは米を炊くと言ってましたが、よくまあ、米みたいな重いものを持ち歩いてるなと感心しました。

そして、スマホを充電するためのコンセントが、部屋に一つしかありませんでした。
 


夕食の後、まだ明るいので外をぶらぶらしていたら、教会からフルートの音が聞こえたので入ってみました。

すると。。。なんと、同じ宿の韓国人中年カップルの女性の方が演奏しているではありませんか。

あまりにキレイな音だったので、最初はCDかしらと思ったくらい上手な演奏でした。

二人はクリスチャンで、行く先々の教会で、彼女がフルートを吹いているのだそうです。