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2024年4月27日土曜日

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】23日目

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】

2024/4/27 23日目 Salamanca → Calzada de Valdunciel


走行距離 15.7 km

走行時間 5:45 - 9:45

気温 2.2 - ?

曇り時々雨

今日はちょっとしか歩かないが、宿が予約のできない公営宿でしかもベッドが8つしかないので、おそらくベッド難民が出るだろう。

この村の他のホテルはもう予約で一杯なので、もし公設宿に入れなかったら、20km先の普通のホテルに泊まるしかない。

それは避けたいのでメチャ早く出発した。

お陰で9:30には宿に一番に到着して、オスピタレイロに電話で到着した旨を連絡すると、5分程でオスピタレイロがやって来た。

何となく、めちゃくちゃスペイン語でも何とか通じることが最近分かってきた。

そして、続々と巡礼者が現れて、12時前には宿は一杯になった。

しかし、その後も巡礼者は現れ、ドイツ人のおじいさん、台湾人の李さん、フランス人のおじちゃん、そしてアレン。

彼らは床に寝る事にしたようだ。

さすが「銀の道」を歩く人は違う!

最終的には、ヘミングウェイ似のフランス人のおじさんがドイツ人のおじいさんにベッドを譲り、李さんは私と一つベッドに寝て、フランス人のおじいちゃんは平気な顔して床に、アレンは私が提供した掛け布団をマット代わりにして一夜を過ごすことになった。

◾️本日の宿

Albergue de peregrinos de Calzada de Valdunciel

全くやる気のないオスピタレイロ。

台所は電子レンジ、冷蔵庫有り。

電気コンロが二口あるが一個は壊れている。

トイレットペーパーがすぐに無くなってしまったので、要注意。

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】22日目

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】

2024/4/26 22日目 Morille → Salamanca 


走行距離 19.6km

走行時間 7:40 - 12:00

気温 3.1 - ?

今日は世界遺産のサラマンカに到着。

やっと半分歩いた位か。

朝、起きて宿の台所に行ったら、ローセーがヨーグルトを食べていた。

ここの宿は冷蔵庫ないので、

「昨日買ったの?」と聞いたら

「一昨日」だと。

「大丈夫?」と聞いたら

「多分」(てへぺろ)

久しぶりにシングル・ルームを予約して、1人でゆっくりしようと思ったのだが、結局、昼も夜もいつものメンバーと一緒に過ごす事になった。

つい、何となく集まって飲んでしまう(笑)

サラマンカで、一区切りを付ける人が多いようで、メンバーの半分ほどはサラマンカから国に帰ってしまう。

なので、最後に一緒にご飯食べた。

12時にホテルに着いたら、もう部屋が用意されていたのでシャワー浴びて、サラマンカの街に繰り出した。

今日はATMでお金を引き出さないといけない。

そして、サラマンカと新と旧の大聖堂と、世界でも指折りの古さを誇るサラマンカ大学の見学をした。

サラマンカの街を見下ろす十字架の丘

橋の向こうにサラマンカ大聖堂

マヨール広場でアレン達と早速ビール🍺

大聖堂

新しい聖堂の入り口の彫刻には、とってもおもろい彫刻が有る。

宇宙飛行士

アイスを食べてる猿

1992年に修復作業をした時に、職人さんがサインがわりに仕込んだものだそう。

◾️本日の宿

バスタブ有るのに、栓が無いぞー(怒)
「眺望あり」となっているが、ホテルの壁が見えるだけ。
部屋によって眺望は違うと思います。
部屋の広さとバスルームの広さは十分。
マヨール広場のすぐそばなので、場所はとても良い。

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】21日目

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】

2024/4/25 21日目 Fuenterroble de Salvatierra → Morille  


走行距離 31.9km

走行時間 6:00 - 14:30

気温 6.6 - 14.0

今日は30km超えの日なので、6時に出発。

この辺りの標高は900m位なので結構寒い。

そして今日は1,147mまだ登って、その後なだらかに下る。

前半は曇っていたが後半は晴れて来て、延々と広がる牧草地の中を歩いた。

果てしなく広がる牧場

1,147m

豚ちゃんの王国

目的の村が見えて来た

◾️本日の宿

Albergue de peregrinos de Morille

台所が貧弱

電子レンジのみ

食器やカトラリーはほぼ無い

コップが数個有るだけ

2024年4月25日木曜日

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】20日目

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】

2024/4/24 20日目 La Calzada de Béjar → Fuenterroble de Salvatierra   


走行距離 20.2km

走行時間 7:50 - 13:15

気温 5.6 - 15.8

今日は20km位しか歩かないので、少し遅めに出発。

この時間なら外は十分明るい。

昼過ぎに村に着いて近くのバルに出かけるといつものメンバーがテーブルを囲んでいたので、つい仲間に入れてもらう。

楽しくはあるのだけど、この人達と食事するとおしゃべりタイムが長くなり過ぎてちょっと困る。

明後日はサラマンカ到着予定なので、巡礼宿ではなく普通のホテルの一人部屋に泊まろう。

たまには1人になる時間も必要だ。

さっきマティーナがサラマンカで土曜日に皆んなで一緒に食事しないかと誘ってくれたが、私は金曜日に一泊だけの予定。

残念ですがお断りした。

ここ数日でJesus(ジェスース)というスペイン人と良く顔を合わせる。

Jesusというのは「イエス」と同じ。

皆で村の教会を訪れた

◾️本日の宿

Albergue parroquial Santa María

銀の道ではとても有名な宿。

到着すると飲み物とお菓子を出してくれます。


2024年4月24日水曜日

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】19日目

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】

2024/4/23 19日目 Aldeanueva del Camino →  La Calzada de Béjar


走行距離 21.8km

走行時間 7:20 - 14:00

気温 5.7 - 16.8

今朝は冷え込んだので、パンツの下にタイツを履いて、ロンTの下に長袖の下着を着てフル装備で出発。

手袋を持ってきていて良かった。

風も強く、山の影を歩くので日が昇っても日影ばかり歩いて寒かった。

明日はもっと冷えるようだ。

今日の目的地は今までで1番の田舎。

山の中の過疎の村という感じ。

村には開いているバルが一軒しかなくて、しかもお昼ご飯のメニューはパエージャとサラダのみ。

しかし、車の音の聞こえない村は初めて。

牛の付けている鈴の音しか聞こえない。

ここに住んでいる人は何を生業として生活しているのだろう?



今日泊まった村




ぽつん

綺麗な川









村直前の登山道のような坂道



遠くに雪の残る山

海の幸とチキンのパエリア

こんな山奥で海の幸のパエージャということは冷凍?

◾️本日の宿

食料品店が無いので要注意。
台所はあるが、ガスコンロで、自動点火では無いがマッチもライターも台所には無かった…


2024年4月23日火曜日

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】18日目

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】

2024/4/22 18日目 Oliva de plasencia → Aldeanueva del Camino


走行距離 27 km

走行時間 6:30 - 14:00

気温 ? - 17

5時半過ぎに起きて、台所に荷物を出して、宿のマダムが用意してくれたコーヒーを入れていると、アネッタが起きてきて、Tシャツとパンツ一丁で現れた。

お尻がパンツからはみ出してますけどー(笑)

こんな格好でよく共用スペースに現れるものだと、ホント驚く。

コーヒー、飲みながら、「何で日本に住んでるのに、カミーノとか思いついたん?」という話を少しして、本日の宿が同じことを確認して、「じゃあ、又ね」と別れる。

今日は少し寒くて、手袋までしてしまった。

そして風も強いので余計寒く感じる。

そして、今日は越すに越されぬ小さな流れが有って、裸足で渡ると石に滑りそうだったので、靴のまま川に入って渡った。

でも、きれいな流れの川だったので気持ち良かった。

私より後に出発したアネッタに途中で追い越されて、宿に到着した時は、ちょうど彼女がチェックインの順番を待っているところだった。

アネッタはチェックインするとまず台所に行って、自販機のビールを買って飲み始めた。

私も自販機でビールとポテチを買ってくつろぐ。

アネッタは今日転んで、手と顔を擦りむいたらしい。

私のバンドエイドを2枚あげた。

アネッタがパスタ茹でるけど一緒に食べる?と言ってくれたので、ご一緒させてもらう事にした。

ちょうど私はニンニクを持ち運んでいたので、一かけら提供した。

アネッタは歯医者さん。
50代後半。
娘と息子がいる。
昨年、お父さんが亡くなって、今、お母さんは一人暮らしだそう。
お母さんは、アネッタと一緒に住みたくないらしい。
お母さんは慣れた環境から離れたくないのだそうだ。
そして、年をとっても親子で一緒に暮らさないのが普通らしい。

アネッタが今日作る予定なのはイカ缶詰とトマト缶を使ったパスタ。

何だか出来上がりは美味しく見えないが、中々美味しかったです。

アネッタはパンと白ワインまで買っていたので、そちらも分けていただきました。

そして、次回は私がアマトリチャーナを作る約束をしました。

残ったソースを、パスタを茹でて、アリアリソースを使っていたアレンにあげたら、ソースにパスタをそのままぶっ込んでかき混ぜていた。

アレン、そんな雑なんで良いと?

膝まで浸かった小川




イカ墨トマトパスタ

◾️本日の宿


カフェオレなどの自販機、、スナック、ビール、飲料の自販機が有るので、宿に着いたらすぐにくつろげます。

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】17日目

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】

2024/4/21 17日目 Carcaboso → Oliva de plasencia


走行距離 19.4 km

走行時間 7:30 - 12:30

気温 14.6 - ?


巡礼路沿いで、Carcaboso の次に宿があるのは Aldeanueva del Camino という町。
そこまでの距離は38.3km。

gronze.comの旅程表

殆どの人は、巡礼路から6km程外れた Oliva de Plasencia に泊まるか、もう少し先まで歩いて、2.6km外れた Alojamientos Asturias y Jarilla に泊まって、この区間を2分割する。

私は Oliva de Plasencia に泊まることにして宿に予約を入れておいた。

本日は短距離なので気が楽。

牧草地、野原、森の中を歩く。

宿のチェックインは13時からだが、少し早く着いてしまった。

宿の前でウロウロしていると、ご近所のマダムがやってきて、宿のオーナーの家(宿の真ん前がオーナーの家)に声をかけてくれるが誰も出てこない。

「おかしいわねー。いつもはいるのにねー。あなた、先に食料品を買いに行けば?」と、今度は食料品店まで案内してくれる。

マダムのお名前はマリア、ご主人はフェルナンド。

ゴミ出しついでに散歩中。

しかし、日曜日なので店は閉まっている…

わざわざ近くにいた人に一日中閉まっているのか確認してくれた。

最近は日曜日はずっと閉まっているらしい。

そして、今度は村のバルまで案内してくれた。

優しいマダムとご主人と分かれて、村のバルで軽めのランチをとっていると、昨日、一緒にご飯を食べたウィーナとルースがやってくる。

しばらく彼等と情報交換して、宿にチェックインに戻った。

宿は古い家屋を改築したもののよう。

しかし、内部は新しくて、調度品は可愛らしい。

ここは2人部屋、4人部屋、6人部屋がある。

ドミトリーを予約したが、1階の専用バスルーム付きのツインの部屋に通された。

ラッキー!

すぐにドイツ人のアネッタという女性が到着した。

夕食に又同じバルに出かけると、ウィーナーとローセー、そしてアランも現れる。

ウィーナーが若い頃の長髪の写真と奥さんの写真を見せてくれる。

ヒッピー世代のようだ。

そしてジョン・レノンの「イマジン」を歌い出す。

「妻は私の長髪が好きなんだ❤️」

ごちそうさまです(笑)





























Oliva de plasencia の町


Oliva de plasencia の町


◾️本日の宿

San Blas Tourist Hostel

オーナーは宿に常駐ではない。
宿の真ん前がオーナーの家。
家の外から「オーラ―」と挨拶するとマダムが出てきてチェックインしてくれる。
キッチンは一通り揃っているので料理可能。

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】16日目

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】

2024/4/20 16日目 Grimaldo → Carcaboso


走行距離 30.2 km

走行時間 6;30 - 16:30

気温 ? - ?

この日は雨予報。

出発時は暗かったが、次第に明るくなると、いつもと違う何とも不気味な空模様。

その後、パラパラと雨が降り始め、雷も鳴り始めた。

雨を避けて牧場内の木陰でレインコートとレインパンツを着る。

昼前にようやく雨は上がった。

城壁都市のガリステオを通過する頃には、すっかり晴れ渡って暑くなってきた。

この日の宿でホセと再開したが、彼は私より30半早く6時頃出発したが、途中で雹が降って来て木陰に避難したそうだ。

雹が降るのは、こちらではよく有るらしい。

宿でオスピタレイロに案内されたのは3人部屋で、どうやら女性ばかりで固めてくれたようだ。

部屋に入るとルースがいた。

何だかルースとはご縁があるような気がする。

この日の夕食はレンチンの白米とスープの素を買って洋風雑炊にした。



見るからに不気味な空模様



靴を脱いで渡る(ちょっと寒かった)



農地を歩く



城壁の街ガリステオ


ガリステオは、ローマ時代には、旅行者が宿泊したり、交通手段を換えたりする停留所のような役割を果たしていたそうだ。

この城壁は13世紀のもの

内部の建物はムデハル様式(キリスト教建築とイスラム建築が混ざった様式)



ここが城壁の入り口







快晴


Carcaboso到着



コーラとヨーグルトと雑炊の夕食


■本日の宿




2024年4月20日土曜日

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】15日目

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】 

2024/4/19 15日目 Cañaveral → Grimaldo


走行距離 11 km

走行時間 8:41 - 11:30

気温 12.9 - 13.6


アレンが言うには、本日の皆んなの目的地のGalisteo は宿がもう満室。

ここ数日、飛ばして来たので今日は予定を変更して次の村の Grimaldo まで歩く。

この宿に到着する直前1kn位の山道がとても分かりにくかったのでご注意。

多分、近すぎて、泊まる人が少ないと想定していたが、やはり私が最初の泊まり客だった。

昼過ぎてから、スペイン人のホセと名前をまだ聞いていないスペイン人のオッチャンが到着した。

お昼は何かまともな物を食べようと近くのレストランに行くと、メニューの前で考え込んでいる顔見知りのオッチャンがいた。

2人で一緒に食べることにした。

彼はドイツ人のハンス。

定食(前菜、メイン、飲み物、デザート)を頼んで、お互い片言英語で情報交換。

ハンスによると、ドイツは、住んでいる場所によって、ワインを好む人達の多い土地とビールを好む人達が多い土地に分けられるとのこと。

ハンスの出身地はビール好きの人達が多い土地柄で、彼も子供の頃によくお父さんと居酒屋にビールを買いに行っていたという。

そんなある日、お父さんが「飲む?」と聞いてきたので、9歳の時に初めてビールを飲んだそうだ。

こうやってビール好きのドイツ人が出来上がるというわけなのね。

さて、Galisteoには空きベッドはないので、次の町のCarcaboso の宿に初めて電話で宿の予約を入れてみた。

ちゃんと電話が繋がるか、スペイン語で予約出来るか心配だったが、上手く予約できた(と思う)

そうなると明日は30km歩くことになるので、暗いうちに出発する必要が有るが、ヘッドライトの電池が少なくなっているので、新しい電池を買いたい。

しかし、この村にはbarが一軒とレストランが一軒しか無いのだ。

ホセが近所の人に、どこかで電池を買えないか聞いてみてくれたが、無いという。

しょうがない。

ヘッドライトを手に村を歩いてみた。

ちょうど道にテーブルを出して寛いでいる家族がいたので、試しに尋ねてみると、店は無いが、家に電池が有ると言って3つ分けてくれた。

代金を渡そうとしたが受け取ってくれない。

「求めよ、されば与えられん」

ありがとうございます😭

































ランチしたレストランの黒板


レストランの黒板メニューを今後の参考までに読み解いてみた。

1行目:「MENU 12€」 → 定食 12€
2行目:「LOS MENÚS NO SE COMPARTEN」 → 定食はシェア出来ません
3行目:「EN TERRAZA 14€」 → テラス席は14€

4行目:「1)」 → 一皿目
5行目:「MACARRONES y CHORIZO」 → マカロニとチョリソ
6行目:「CREAMA DE CALABACÍN」 → ズッキーニのクリームスープ
7行目:「ENSALADA CANTABRA」 → カンタブリア風サラダ
※カンタブリアとはスペイン北部の海沿いエリア。
 なので、「カンタブリア風サラダ」とはツナやアンチョビなどに
 トマト、ピーマン、オリーブ、ゆで卵などを加え、オリーブオイルと酢で味付けしたサラダ
 
8行目:「2)」 → 二皿目
9行目:「CORDERO」 → 子羊
10行目:「SOLOMILLO CERDO」 → 豚ロース
11行目:「ESCALOPE POLLO」 → 薄切り鶏肉のカツレツ
12行目:「SALCHICHAS」 → ソーセージ 

13行目:「AGUA O VINO Y CERVEZA」 → 水またはワインとビール
※最後の単語が不明瞭だけど恐らく「CERVEZA」

14行目:「+PAN+POSTRE」 → +パンとデザート 


奥が「MACARRONES y CHORIZO」、手前が「CREAMA DE CALABACÍN」


ワインを頼んだら、小さなボトルが一人1本ずつ出て来ました。

これは初めてのパターン。



私の二皿目「SOLOMILLO CERDO」


◾️本日の宿

洗濯機が無料!
台所は電子レンジとパン焼き用電気コンロのみ。
近所にスーパーが無いので要注意。

※この宿は隣のBarと棟続きになっていて、夜10時くらいまで村人たちが外のベンチに集っているので結構うるさいです。
特に道路に面した部屋の窓際のベッド。