このブログを検索

2024年4月16日火曜日

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】11日目

サンチャゴ巡礼【 銀の道 】

2024/4/15 11日目 El Carrascalejo → Alcuéscar


走行距離 21.9 km

走行時間 6:45 - 12:20 

気温 14.7 - 25.8


セビージャから殆どずっと一緒に歩いていた巡礼者は、ほとんどがメリダに1泊、または2泊するので、メリダに泊まらなかった私が今日出会った巡礼者は初顔合わせの人達ばかり。

銀の道を歩く巡礼者は、私の想像の10倍位いた。

サンチャゴ巡礼事務所の統計によると、2023年に「銀の道」を歩いた巡礼者は7,965人。

全体のわずか1.8%

1.8%なのでちょっと寂しいかなあと思っていたのだが、全然そんなことはなかった。

もし1人になって自分自身を見つめなおしたいとか思って銀の道を歩くなら、秋とかにした方が良いだろう。


さて、今日は銀の道ではとても有名なアルベルゲに泊まる。

ここはキリスト教徒の団体が運営する老人ホームに併設された宿泊所だ。

なので僧も何人かいる。

宿代は寄付制で、希望すれば皆んなで夕食を一緒に取ることが出来る。

夕食代も寄付制。

夕食は20時から。

何でそんなに遅いのかな?

次の朝、胃もたれしないのかしら?

宿の前のベンチで、ドイツ人の教師マリ、リタイヤしたおじさん、英国人のおじさんと少しおしゃべりする。

マリは夏休み、冬休み、春休みで合わせて3ヶ月も休みがあるそうだ。

しかし、通常は1ヶ月位ということだ。

マリがウイスキーが好きだと言うと、英国人が「ここ数年の調査では、最高なウィスキーは日本のものだ」と言う。

その話は聞いた事があるが、「ベストはスコッチウィスキーですよ!」と言っておく・・良くは知らないが。

しばらくすると思いがけず、アンゲリカを宿の前庭で見つける。

メリダにいると思っていたが、足が痛くて途中までタクシーを使って、最後の何キロかを歩いたそうだ。

お互い、肌が乾燥して皺が増えた事を嘆く。

「しかし今はお肌のケアをしている時ではない。」というアンゲリカの言葉に同意する。

それにしても恐るべしスペインの太陽である。

日焼止めが全く効かない。

さて、そろそろ夕食の時間となりました。

夕食を皆でいただくが、殆ど初顔合わせ。

お隣の人と何を話したら良いんだろう。。。

オスピタレイラによる食前の祈りがある。

何とクイーンの「We Will Rock You」の曲に、祈りの言葉をのせてオスピタレイラが歌い、巡礼者の私たちは手拍子と足拍子で合わせるという大変楽しい時間となりました。

■「We Will Rock You」

これで巡礼者の間にも連帯感が生まれ、その後の会話も弾みました~。

夕食の後は皆で片づけをします。

今度は誰かがティナ・ターナーの「Proud Mary」を歌い始める。

Proud Mary」

古いけど、この曲も好きなので片づけもはかどります。


暗くて分かりにくいが巡礼姿のヤコブ


8時18分でこれ位の明るさ


こういうじゃり道は足を捻りそうで危ない


石の上を歩く


目的地の村


昨日よりは少し人口が多そう


◾️本日の宿

※ 直訳すると「マリアと貧しい人々の奴隷のための避難所の家」