サンティアゴ巡礼【 銀の道 】 4/24 20日目
サンティアゴ巡礼【 銀の道 】
2024/4/24 20日目 La Calzada de Béjar(ラ・カルサダ・デ・ベハール) → Fuenterroble de Salvatierra (フエンテロブレ・デ・サルバティエラ)
走行距離 20.2km
走行時間 7:50 - 13:15
気温 5.6 - 15.8
今日は20km位しか歩かないので、少し遅めの8時過ぎに出発。
この時間なら外は十分明るい。
La Calzada de Béjarの標高は800m程で、今日は1,000m位の高さの場所を歩く。
なのでこの辺りは少し寒い。
昼過ぎに村に着いて近くのバルに出かけるといつものメンバーがテーブルを囲んでいたので、仲間に入れてもらう。
この人達と食事するとお喋りタイムが長くなり過ぎて、昼寝する時間が無くなっちゃってちょっと困る。
明後日はサラマンカ到着予定なので、久しぶりに巡礼宿ではなく普通のホテルの一人部屋に泊まる予定。
たまには1人になる時間も必要だ。
サラマンカは世界遺産にも登録されている大きな街なので2泊する巡礼者も多い。
マティーナ(最近顔見知りになったフランス人女性)が、サラマンカで土曜日に皆んなで一緒に食事するので一緒にどうかと誘ってくれたのだが、私は金曜日に一泊だけの予定。
残念だがお断りした。
ここ数日、Jesus(ヘスース)というスペイン人と良く顔を合わせる。
Jesusというのは「イエス」と同じ名前。
しかし、このイエス様はバルで朝からビール飲んでいる(笑)
空気がきりっと冷えていてすがすがしい |
こういう道は遊び感覚で如何に濡れないように歩くかを楽しむ |
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休憩で立ち寄ったバル |
10時頃、バルに入ってみるといつものメンバー。
8割がたはフランス人。
今回歩いた銀の道はフランス人が圧倒的に多かった。
フランス人は英語を話さない人が多い。
話せないのか、話さないのかは分からない。
若い世代ほど流ちょうに英語を話すような印象を受けた。
以前はヨーロッパの人は皆英語を喋れると思っていたのだが、スペイン巡礼で色々な国の人に出会って、スペイン人、フランス人は日本人と同じ位、英語を話せないということが分かって衝撃だった。
日本人としては親しみが持てて嬉しくもあるのだが。
それに言葉が通じなくても、一緒にいて居心地が悪いことも無い。
この点も驚くべき発見だった。
言葉が通じないのに。。。
70代のアレンは英語を殆ど話せない。
それでも片言のスペイン語でお互いに意思疎通出来ている(多分)ので、問題ない。
今日は標高は高いのだが、アップダウンが無いので歩くのは楽。
のどか過ぎて眠くなる。
歩いている最中に眠くなるなんてことは日本では無いが、ここではちょくちょくある。
そんな時はピクニックシートを広げて少し横になる。
極楽、極楽。
目的地が見えてきた |
本日の宿(Albergue parroquial Santa María) |
本日の宿は、巡礼者を暖かく迎えてくれることで有名なアルベルゲ。
宿代は寄付制で、夕食も提供される。
夕食の前に町の教会をガイド付きで見学させてくれる。
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皆で村の教会を訪れた |
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夜の8時位から夕食が始まる。
スペインの夕食は日本人的感覚からすると遅い8時頃開始というのが多くて、レストランも8時から営業を開始する店が多い。
でもBARは基本一日中開いています。
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豆のスープとトルティージャの夕食 |
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デザートは"ナタリージャ" |
「スペインで「ナタリージャ(Natillas)」と呼ばれるデザートは、スペインの伝統的なカスタード風スイーツです。牛乳、卵黄、砂糖、バニラを主な材料とし、小麦粉やコーンスターチでとろみをつけて作ります。滑らかでクリーミーな食感が特徴。小さな器やカップに盛り付けられ、表面にはシナモンパウダーが振りかけられることが一般的です。一部の地域や家庭では、ビスケット(Maria cookies)が1枚浮かべられていることもあり、これが見た目のアクセントにもなります。優しい甘さとバニラの香りが特徴で、シナモンが風味を引き立てます。」
この後も、ちょくちょく、このデザートを食べた。
甘すぎず冷たくて、シナモンがアクセントになっていて、暑い日にピッタリのデザート。
今回の旅で覚えたスペインの郷土料理の一つ。