ソウル 1日目 5/3
10時発のエア・プサンで仁川に向かう。
エア・プサンはネットでの事前チェックインは行っていない。
そのため、チェックインカウンターに並ぶ必要がある。
ゴールデンウィーク期間中でもあるし、人気のソウル行きなので混雑が予想された。
チケットの予約をしたtrip.comからのメールにも「少なくとも出発の3時間前には空港に到着しておくことをお勧めする」という文言が。
いつもなら2時間前に到着しておくが、さすがに今回は3時間前の7時に間に合うように、GOでタクシーを予約しておいた。
それにしても、GO、高い。
3時間前の朝7時に空港に到着したが、エア・プサンのチェックインカウンターには、まだそれほど行列は出来ていなかった。
よかった。
福岡空港国際線ターミナル |
ちょっと見ない間に、ターミナルがオシャレなしつらいに変わっていた。
出国手続きもパスポートを機械に読ませて自動で終わり。
記念にパスポートにスタンプを押してもらった。
いつも出国手続きを終えてから思うのだが、朝ごはんはターミナルのコンビニで購入すれば良かった。
出国エリアはお客さん多くて、おにぎりなどの軽食は売り切れで物価が高いです。
軽食や飲み物を売っているお店でおにぎり2個500円ちょっとで購入出来ました。
でも、思ったほど旅行客は多くなかった。
順調に機中の人となる。
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そして、あっと言う間にソウル着。
入国審査を終えるまでに30分程かかった。
★韓国での両替について
友人は空港で1万円両替して90,000ウォンに届かない位だった。
空港内の両替所のレートは悪いが、手持ちのウォンが無いのでしょうがない。
私は福岡銀行のカードで空港内のATMで100,000ウォンを引き出した。
レシートによると手数料は3,500ウォン。
後日、実際に日本円で幾ら引落されたのか確認したら、10,508円だった。
福岡銀行の手数料110円(税込み)も含まれているはずなので、現地で両替するより良いんじゃないだろうか。
韓国はキャッシュレス化が進んでいて現金は殆ど使わないと聞いていたが、ソウルでは意外と現金を使う場面があった。
小さな店舗や食堂、屋台、交通系ICカードへのチャージなどは現金を使用した。
それでも1万円両替して、最終日にウォンが余っているくらいだったので、2泊3日なら1万円両替しておけば十分かと思う。
★韓国の交通系ICカードについて
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CU(韓国のコンビニ)とコラボしたデザインのT-moneyカード |
T-moneyカードはPASMOやSUICAのような交通系ICカード。
これが有れば、「ピッ」で地下鉄の改札が通れる。
そして、韓国の地下鉄の基本料金は、10kmまで一律1,500ウォンだが、T-moneyカードを使うと1,400ウォン。
交通機関での利用:
- 地下鉄、バス、タクシーなど、韓国の公共交通機関で利用できます。
- 「T-money」マークのあるお店では、買い物や飲食代の決済にも利用できます。
- 地下鉄の駅やコンビニで現金でチャージできます。
早速、空港内のCU(韓国のコンビニ)で、T-moneyカード(交通系ICカード)を購入して、その場で現金で8,000ウォンだけチャージしてもらった。
CUでは購入は出来るがチャージは出来ないと聞いていたが、現金でならチャージ出来るそうだ。
右手の門をくぐるとフードコートのエリア |
次は空港内でランチして、13:13または13:26のリムジンで市内に向かう予定だったが、すでに12:47。
4階のフードコートは激混み |
お店でのランチは諦めて、コンビニでキンパ2本、サンドウィッチ、水を購入して、空港内の座れる場所で韓国初の食事にする。
コンビニのキンパと言えども美味しい~。
鶏肉の甘辛いのが入ったキンパも野菜キンパも胡麻の風味が香ばしくて美味しかった。
1階、地下1階のお店は比較的すいていたので、食事はこちらの方が落ち着いて出来そう。
お肉系と野菜系のキムパ |
★空港→市内のリムジンバスについて
さて、次はリムジンバスの窓口で、バウチャーをチケットに交換しに行く。
窓口に5分ほど並んで、順番になったので窓口に行くと、「4番出口近くの窓口で交換してください」と言われてしまう。
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帰国後にバウチャーを確認:
よく見ると、バウチャーにちゃんと引換窓口の指定が記述されていた。
記載有り |
しかし、実際には「屋外チケット窓口」ではなく「屋内」だった・・・。
この部分をきちんと読んでいたら、それはそれで、又、違ったトラブルに発展した可能性も有る。
旅先では、こんなささいなミスが列車や飛行機の乗り遅れにつながったりするので、気がぬけない。
いずれにしても、届いたメールは最後まで、ちゃんと読まないと。
基本ですね。反省。
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気を取り直して、4番出口近くの窓口に並んで、売り場のお姉さんにバウチャーを見せると、「何駅?」と聞かれる。
「シンソルトン(新設洞)」と答えると、「このバウチャーのルートはシンソルトンは通りません」と言われる。
えー!
どうやら6002番と間違えて、6702番の東大門方面のルートのバウチャーを購入してしまった模様。
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帰国後にリムジンバスについて再調査:
帰国後に調べていて分かったのだが、リムジンバスを運行しているのは株式会社空港リムジンとK空港リムジンと2社ある。
株式会社空港リムジンの路線バスのルート番号は「60~」で始まる4桁の数字。
K空港リムジンの路線バスのルート番号は「67~」で始まる4桁の数字。
agodaで販売しているのはK空港リムジンのもの。
今回宿泊するホテルの口コミに「6002番のバス停のすぐ近く」という記載があり、リムジンの運行会社が1社だけだと思い込んでいたため、agodaで注文する時に、6002番と似ている(?)6702番を購入してしまったようだ。
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さすが、シニア。
こうやって思い込みと勘違いの世界に徐々に踏み込んでいくのね・・・
しかし、シニアは経験豊富でトラブルには強い。
6702番のルートは、シンソルトン(新設洞)から地下鉄で2駅の東大門に停まるので、東大門まで乗って、そこから先は地下鉄でシンソルトンまで移動することにたちまち決定。
6702番のバスの次の発車時刻は14:05。
せっかくランチをコンビニのキンパで済ませて時短に成功したのに、40分位バスを待つはめになった・・・
さて、リムジンバスに乗り込んで東大門で下車。
★地下鉄の乗り方について
地下鉄に乗り換える。
そこで、困ったのがどちら方向の電車に乗るのか。
すぐ忘れてしまうので、今後のために、少し詳細に地下鉄に乗る時の注意点を記録しておく。
ただし、私達は1号線と4号線の地下鉄に6回乗っただけなので、ここに書いていることはソウルの全ての地下鉄に共通しているかは不明だ。
ソウルの地下鉄のホームは2種類有るようだ。
①ホームの両側にそれぞれ行先が反対の電車が停まるタイプ。(日本によくあるタイプ)
②ホームが行先ごとに分かれているタイプ。(行き先の方面によって改札が分かれている)
アルファベットでも駅名は覚えにくいので写真を撮っておくと確認が出来る。
①のタイプの場合、ホームの路線図で行先を確認する。
ホームにある路線図 |
上の写真の拡大図(矢印の方向に向かう) |
ソウルの地下鉄の駅には番号が振られている。
コトリップのガイド本には取り外せるマップが付いていて、それに「ソウル鉄道路線図」も載っている。
この路線図に地下鉄の記載も有り、各駅の番号も分かる。
②のタイプの場合は、そもそも改札が違うので要注意。
さて、今度は降りる駅がはっきりしない問題発生。
バスだと地上を走っているので、Googleマップなどで現在地を確認でき、そろそろ目的の駅が近づいてきたな~と分かるが、地下鉄の場合、電波が弱くてこの手が使えない。
何駅目で降りるべきか覚えても、お喋りしている間に、今何駅目なのか忘れてしまう。
脳をフル活用して、シンソルトン駅に到着。
ホテルは徒歩で5分位の場所。
このホテルではロビーに設置されたタブレットでセルフチャックインする。
チェックインを済ますと部屋番号や、部屋のパスワード、エレベーターで自分の部屋の階を押すために必要なQRコードがなどが英語のメールで送られてくる。
ロビーには一人だけ従業員いたので何かあれば聞くことが出来る。
部屋に荷物を置いて、急いで地下鉄で明洞の明洞花マッド汗蒸幕に向かう。
・黃土汗蒸幕
・アメジストサウナ
・高麗人参風呂・韓方風呂
・アカスリ
・全身オイルトリートメント
・シャンプー、ヘアトリートメント
・全身マッドペインティング (泥パック)
・海藻顔パック
・よもぎ蒸しorカッピング
★汗蒸幕(ハンジョンマク)とは
「汗蒸幕(ハンジュンマク、韓国語:한증막)は、韓国の伝統的なサウナの一種です。大きな特徴は、ドーム型の石造りの部屋を薪で熱し、その中で全身から汗をかくというスタイルにあります。
起源:韓国の伝統的な養生法のひとつで、古くから健康や美容のために利用されてきました。
構造:ドーム状の部屋(石や粘土でできている)が中心で、その中に入るととても高温(約60〜90℃)になります。
加熱方法:薪を燃やして石や床を熱するという昔ながらの方法。遠赤外線効果で体の芯まで温まるとされています。」
GW中なので日本人でごった返しているのではないかと思っていたが、お客さんは私達の他に数名いるだけだった。
店は地下にあり、階段を降りると日本語を話す若い女性が店内に案内してくれた。
彼女からコースと追加のオプションの説明を聞いたが、特にオプションをお勧めされることは無かった。
このコースはよもぎ蒸しorカッピングの好きな方を選ぶことが出来る。
★よもぎ蒸しとは
(by chatGPT)
★カッピングとは
「カッピング(吸い玉、カップ療法)は、ガラスやシリコンなどのカップを皮膚に吸着させ、真空状態にして血流を促す東洋医学の民間療法です。日本、中国、韓国、ヨーロッパなど世界各地で伝統的に行われており、近年ではスポーツ選手が施術を受ける姿も話題になっています。」
(by chatGPT)お姉さんの説明によると、よもぎ蒸しは何回か施術しないと効果が望めないが、カッピングはすぐに効果があるという。
少し早めに入ったので待たされるかと思ったが、そんなことは無く、すぐにコースが始まった。
渡されたキャップを頭にかぶり、大判の布をバスタオルのように体に巻くように言われるので、更衣室で着替える。
面白い恰好なのでお互いに写真を撮りあった。
誰にも見せられないのが残念(笑)
まずはカッピング
ベッドにうつぶせになると、背中にカップ状のものが充てられ、中の空気が一気に抜かれていくのが、見えないけど背中の感覚で分かる。
かなり強く空気が抜かれていくようで、背中の皮膚が強く引っ張られているのが良く分かる。
10分ほどそのままの状態で横になって、その後、空気が抜かれると、背中に直径7,8センチのハンコで押したような跡が15個くらい出来ていた。
私のハンコは薄いピンク色だが、友人のハンコは打ち身の痕のような赤紫色になっている。
お店の人に、「お姉さん、悪い」と言われていた(笑)
血行が悪い部位ほど、カッピングによって**滞った血(瘀血:おけつ)**が引き上げられやすく、濃い赤紫色のあざができやすいと言われているそうだ。
ただし、肌が薄い・敏感な人や、もともと内出血しやすい体質の人は、色が濃く出やすい傾向があり、逆に皮膚が厚めで丈夫な人は、跡がつきにくいこともあるそうだ。
次に2種類のサウナに入って汗を出す。
ゴザみたいなのを敷いたカマクラみたいなサウナ。
この日は寒かったので暖かいサウナが嬉しい。
二つ目のサウナに移動していると、
「お姉さんたちがご飯を食べてるから、もうちょっとサウナ、頑張ってください。」とさっきの彼女に言われる。
ふと目をやると、隣の部屋で垢すりの "お姉さん" 達が夕ご飯中(笑)
二人共なかなか汗が出なかったので、サウナに少しくらい長くいても苦にならない。
汗も出て来たところで、2種類のお風呂に入る
バスクリンみたいな色のお風呂。
ハーブの香りがする。
でも、サウナが汗かいた後なので、あまりお風呂に長く入っていられない。
お湯の温度はぬるめだが、5分位で湯からあがった。
そしていよいよ垢すり
垢すりのお姉さんたちが登場。
噂には聞いていたが、ほんとにビキニ。
一人は黒ビキニ、もう一人は赤ビキニ。
私達よりちょっと年上のお姉さん達。
裸でビニール張りのベッドの上に横になって、あとはもうお姉さんの「あおむけ」「うつぶせ」「横を向いて」などの簡単な日本語の指令に従って体を動かすのみ。
ガシガシ、体をこすってくれる。
最初は少しこすり方が強いかなと思ったのだが、だんだん慣れてきた。
垢すりも終わったところで、「立って」と言われて、全身にシャワーをかけられる。
次はオイルトリートメント
オイルというよりも、ゆるいジェル状の透明な液体を全身にかけて、おだやかな全身マッサージをしてもらう感じ。
シャンプー、ヘアトリートメント
全身マッドペインティング (泥パック)
裸のまま別室に通され、そこで立ったまま、案山子(かかし)のような恰好をして、全身に刷毛で泥パックを塗られる。
刷毛が少し荒くて、ほんのちょっと肌に刺激を感じた。
泥パックを塗ってくれるのは、垢すりのお姉さん達。
顔にも塗ってもらう。
お姉さんが、「奥さん、なんさい?」と聞いてきたので、「XX歳」と答えると、「私、67歳」と。
今回の旅でつくづく感じたのだが、ソウルの女性は本当にお肌がきれい。
毛穴がなくて、キメが細かくて、シミや皴が無くて、くすみの無いつるんとした肌をしている。
日本の67歳はもっと肌がくすんでいるし、たるんでいる。
この違いは何なのだろう。
気候のせい?
キムチを食べてるから?
塗り終わると、電熱器の設置してある乾燥室に移動して泥パックを乾かす。
何だか焼き上がりを待つパンになった気分。
泥パックが乾いたら、全身にシャワーをかけてもらって泥を洗い流し、これで全コースが終了。
裸のまんまで更衣室に移動(笑)
化粧室にはドライヤーや基礎化粧品はそろっているので、この後、予定が有るなら、化粧道具一式持っておいた方が良いですね。
眉毛、消えちゃってるんで、このままでは食事に行けません。
全ての行程が終わると、冷たいお茶が出される。
缶入りというのが韓国っぽい。
香ばしい麦茶のような味のお茶。
アメニティはそろっています |
7時前に店の外に出ると良い感じの夕暮れ時
お店の女性のお勧めのタッカンマリのお店に行ってみることにする。
タッカンマリとは「鶏一羽」という意味の韓国語で、その名の通り、鶏を丸ごと使った鍋料理。
地下鉄1号線で鐘路5街駅まで行く。
取り外しの出来るインナーコートが付いていてお値打ち。
お店はいかにもローカルに愛されていそうな味わいのある外観。
日本のTV番組に取材された時の写真が看板に張られていた。
私達が到着した時(19:40位)は14,5人ほどの人が並んでいたが、回転が早いようで10分位で席に案内された。
一言も話していないのに日本語・中国語のメニューがテーブルに置かれた。
メニューはタッカンマリのみ。
とても分かりやすいメニュー |
みんな同じものを食べている |
オーダーをとってくれたのは日本語を話す学生のような男の子。
タッカンマリ2人前とマッコリを注文した。
ガスコンロ、鶏の入った鍋、千切り野菜の小皿、キムチ、麺、醤油、からし(マスタード)、唐辛子ペーストなどの調味料がテーブルに並べられた。
餅(トッポッギ)は既に鍋に入っていた。
ドリンク・メニュー |
このレシピに従って、自分でたれを調合するシステムなのだが、間違っても最初から唐辛子を大さじ1も入れないように。
すごく辛いです。
少しずつ味見しながら入れましょう。
「大さじ1」とか「小さじ1」とか書いていますが、計量スプーンはありません(笑)
ペットボトルの中身はマッコリ |
すっかり体が温まりました。
ホテルに戻ります。
途中で立派なシャインマスカットが一房7,000ウォンで売られていた。
日本のデパートで売られているシャインマスカットの2倍はありそうな大きさ。
それが7,000ウォン?
でもこんな大きなもの二泊三日で食べきることが出来るとは思えない。
食べきれないときは宿の共同キッチンに「ご自由にどうぞ」と添えて置いていくことに決めて購入。
地下鉄1号線で鐘路5街駅から新設洞駅まで行く。
また、乗り越しちゃった。
ホテルの共同キッチン |
ここのホテルは長期滞在者用のプランもあるため、キッチンも充実。
大きな冷蔵庫もあるし、食器類やスプーン・フォークの類もそろっています。
味は日本のシャインマスカットよりも大味。
キッチンの側の自販機でカップヌードルなども購入可能。
ホテルのすぐそばにはコンビニやスーパー、早朝からホカホカ湯気をあげて蒸してる肉まん屋(?)も有り。
洗濯機もあり。
コワーキングスペースやジム、小さな図書館、景色のよいラウンジ、テラスなど施設が充実。
ホテルは地下鉄1号線の新設洞駅から徒歩3,4分。
地下鉄1号線は東大門、ソウル駅を通っていて、仁寺洞や、明洞などにも行きやすくて使い勝手が良かった。