サンチャゴ巡礼【 ポルトガルの道 】
2023/4/9 リスボン観光 2日目
リスボン観光 その2
1. ジェロニモス修道院
2. 「ベロン」のエッグタルトを食べる
3. 「ベレンの塔」
4. 「発見のモニュメント」
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ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)は、世界遺産「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」の構成資産のひとつである修道院です。
ここにはバスコ・ダ・ガマの棺が納められています。
マヌエル様式の最高傑作ともいわれ、大航海時代の富をつぎ込んで建築されたということです。
マヌエル様式というのは、15,16世紀にポルトガルで流行った建築様式で、大航海時代のモチーフ(船、錨、海藻、インド大陸・アフリカ大陸の風物とか)が建物の装飾に使われているそうです。
この時代、ポルトガルは「いけいけどんどん」だったんでしょう。
付近には同じく世界遺産であるベレンの塔や発見のモニュメントがあります。
エッグタルト発祥の店「ベレン」も、この近くなのでまとめてお試し出来ます。
まずはジェロニモス修道院から行ってみます。
ジェロニモス修道院 |
・・・いきなりの大行列・・・
建物の前には修道院の入り口から延々と入場を待つ人の行列が続いています。
本日、日曜日は「聖なるミサ」が、1日4回行われるようです。
そして、一般の観光客はミサの合間の時間限定で内部を見学できるようです。
本日は入場料は無料。
しかし、10:00 - 10:25 とか25分しかないのに、その間に入場させて再び10:30から始まるミサのために観光客を退場させるとか出来るんかな?
掲示板によると14:00 - 18:00も内部見学できるようなので、その時間帯を狙って再び、ここに来てみようと思います。
ということで、ベレンの塔へ。
元はテージョ河を行きかう船の監視用として建てられ、その後は船の通関手続きや灯台として使われた建物
1515年着工で1520年完成
ここも行列が出来ていたので、外から見学。
当時は街灯なんて無かっただろうから、夜はこの塔に灯りが点いてきれいだったでしょうね。
しかし、そもそも監視用ということだったので、兵士とかが詰めていて、もっとものものしい雰囲気だったかも。。。
塔には、砲台や火薬庫、謁見の間があって、1階中央には航海の無事を祈る聖母マリア像が置かれているそうです。
次は、発見のモニュメントへ。
1960年にエンリケ航海王子の500回忌を記念して建てられた記念碑。
先頭が、エンリケ航海王子で、その後ろに当時の著名な学者、宣教師、船乗りなどが続きます。
前から3番目がバスコ・ダ・ガマ、後ろから二人目はフランシスコ・ザビエル。
フランシスコ・ザビエルが、ここにいるのは意外だった。
単に日本に来た宣教師というだけの人だと思っていたので。
こちら側の後ろから二人目がザビエル |
次は、エッグ・タルト、ポルトガル語でパステル・デ・ナタ(pastel de nata)の発祥の店と言われるPasteis de Belem
シナモン(茶色の袋)と粉砂糖(青い袋)が付いているので、お好みでお菓子の上に振りかけていただきます。
店内でも食べれますが、混んでそうだったので、持ち帰り用の列に並んで、近くの民衆美術館の敷地内にあるカフェのテラス席で食べました。
ベルンのエッグタルトは、周りのパイ生地部分がクロワッサンのようにサクサクしています。
私は前回来た時に食べたManteigariaの方が好みですが、是非、食べ比べてみてください。
見た目ほど甘くなくてペロっと2個くらい食べれてしまいます。
Manteigariaの方は、パイ生地と言うよりはタルト生地。
さて、ジェロニモス修道院に戻って、再び列に並びました。
13時過ぎ位だったと思うのですが、まだ人はそんなに並んでいません。
私たちは先頭から20番目以内にはいたと思います。
時間がたつにつれ、どんどん、行列に並ぶ人が増えてきます。
しかし!
突然、守衛の人がやって来て、本日は復活祭の為、14:00-18:00の見学時間は無しというお知らせ。
世界各国から訪れて行列を作っていた観光客は怒!
もちろん私達もだ!
この暑い中、炎天下に人を長々と並ばせておいて、その仕打ちは無いんじゃない?
なんで、観光客を並ばせるままにしといたわけよ。
さっさと看板、片づけなさいよっ。
ちょっと観光客は雑に扱われている感があります。
そんな傲慢なことするから、16世紀末からポルトガルは落ちぶれていったんだよ(wikiによると)。
・・・そんな悪態をつきながら、すごすごと宿に戻りました。
明日から、いよいよ巡礼旅が始まるので、この晩は身を引き締めて、巡礼らしい夕飯にしてみました。