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2019年9月17日火曜日

サンチャゴ巡礼【 フランス人の道 】サンチャゴ・デ・コンポステーラについて


サンチャゴ・デ・コンポステーラは、スペインの西部の都市です。
エルサレム、ローマに並ぶキリスト教の三大聖地の一つです。

ここにサンチャゴ・デ・コンポステーラ大聖堂があり、聖ヤコブの遺骸が収められています。

聖ヤコブはキリストの12使徒の一人で、最初の殉教者です。

サンティアゴはヤコブのスペイン名、コンポステーラとは星の野原という意味です。

9世紀にヤコブの遺骸が発見され、ここに収められた後、ヨーロッパ各地からこの地を目指すキリスト教の巡礼者が増えました。

ヨーロッパ各地からこの街を目指す巡礼路のうち、スペイン国内の道は、「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」として世界遺産に登録されています。
「フランスの道」と「アラゴンの道」がその道です。

世界遺産に登録されている道は、この他に日本の熊野古道があります。

熊野古道もいつか行ってみたいと思っています。

今回は「フランス人の道」全長780kmと「ポルトガルの道」100kmを歩きました。

下図の青マーカーの地点が「フランス人の道」で泊まった町です。
右端の青マーカーが出発地点のフランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポー、
左端がゴールであるスペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラです。

緑マーカーの地点がムシアとフィニステーラ。

赤マーカーの地点が「ポルトガル人の道」で滞在した町です。




2019年9月14日土曜日

サンチャゴ巡礼【 フランス人の道 】SIMについて

***プリペイドsimを購入しました***

フランス、スペインは飛行場、列車の駅、カフェ、バー、レストラン、ホテル、どこでもフリーWi-Fiがあります。

巡礼宿もほぼフリーWi-Fiがあります。

Google Mapsもあらかじめ地図をダウンロードしておけば、オフラインでも地図上で自分の位置が分かります。

身内への安否確認用にこのブログを毎日更新していたのですが、
たまに巡礼宿にWi-Fiが無かったり、
あっても混雑していて切れがちだったりして
ブログが更新できないと心配する人もいたので、プリペイドsimを購入することにしました。

購入する前は、手続きが面倒くさそうと思っていたのですが、実際はとっても簡単でした。

店員さんも慣れたもので、「プリペイドsimください。」と言うと、「どれにする?」と料金プランを見せてくれるので、適当に選びます。

パンフレットは英語でしたが、使用期間とギガ数、金額は世界共通の数字なので、だいたい見れば分かります。スマホとパスポートを渡すと、15分ほどで設定をしてくれます。

SIMには、データ通信専用と、データ通信+通話付きの物があります。
データ通信専用SIMは電話は出来ません。

データ通信+通話付きsimには通話用の電話番号が設定されています。

電話をする場合は、この電話番号から電話をかける、もしくは電話を受けることになります。

なので、日本から電話がかかって来るかもしれない人は要注意です。

ただし、LINEの無料電話などは日本と同様に問題なく使用できます。

1回目は1か月1ギガ使用できる1500円位(うろ覚えです)のプランを選んだのですが、途中で使い切ってしまったので結局2回購入しました。

ブログに写真をアップしたりしてたので、容量を食ったのでしょうね。

2回目は15ギガ3000円(これもうろ覚え)くらいだったでしょうか。

日本と同じで、大き目の街には携帯会社が必ずあります。

スペインだとvodafhoneやORANGEをよく見ます。

日本でもamazonで購入可能です。

事前に購入しておくこともできますが、設定を自分でしないといけないので慣れていないと時間がかかるかもしれません。

プリペイドsimを購入した1回目のvodaphoneの店では、特に問題なく設定してもらえましたが、2回目の時は、スマホの設定をしていた店員さんに、「日本語読めない。スマホの設定画面をスペイン語にして。」と言われました。

設定画面の言語設定の方法を事前に確認しておいた方が良いでしょう。

iPhoneならば、「設定」→「一般」→「言語と地域」→「スペイン語」で設定できます。

なぜか、その後、スマホのキーボード設定の画面に「Espanol」が表示されるようになりましたがw。

最初のsimを購入して、しばらくして、simの会社からスペイン語のショートメールが入りました。

スペイン語の出来る巡礼仲間に見せて、容量が無くなりそうだという意味だということが分かったのですが、そんな便利な(?)知人がいなくても、google翻訳やエキサイト翻訳で翻訳すれば大丈夫です。

その通知が来たので、新しいsimを購入しようとある日、あるvodaphoneの店を訪ねたのですが、どうやら、買えなさそうな気配です。

「えー、そうなの?」的な怪訝な顔をしていたら、店員さんが自分のスマホの翻訳アプリを使用して、ショートメールの意味と、どうすれば良いのか説明してくれました。

「もうすぐ貴方のsimは切れちゃうよ。うちの店は携帯の販売しかしてなくてプリペイドsimの販売はしていない。どこそこにORANGEがあるから購入できるよ。」みたいなことを教えてくれました。

というわけで、2回目はORANGEでsimを購入しました。

翻訳アプリ、ほんと、便利です。

でも、ネットにつながっているからこそ使用できる機能です。

simを購入したのは良かったです。

おかげで、Wi-Fiの無い道の途中でも、巡礼仲間とWatsAppで連絡を取ってベッドの確保をしてもらったり、ランチの待ち合わせをしたり、LINEのビデオ通話を使用して家族に巡礼路の景色やサンチャゴ・デ・コンポステーラ到着の様子を見せたりすることが出来ました。

私はサンチャゴ到着後、ポルトガルに入ったのですが、ポルトガルでもこのsimは引き続き使用できました。

スペインからポルトガルに入った直後、ネットが使用できなくなりました。

おそらくローミングをオフにしているからだと思い、オンにするとポルトガルの携帯会社の名前が画面(左上上部)に表示されました。

後で、EU圏内ではデータローミングに料金は発生しないことを知りました。
素晴らしいですね。

たとえ、課金されたとしてもプリペイドsimなので、上限に達したら使用できなくなるだけです。

プリペイドsimはおすすめです。

もちろん、フリーWi-Fiだけで通している巡礼者もいますし、それでも充分だと思います。



サンチャゴ巡礼【 フランス人の道 】装備について

 


スペイン巡礼の持ち物は「軽量」「かさばらない」という点を重視して、衣類は「乾きやすさ」を重視して選びました。

パッキング後の重さは、バックパックとショルダーバックを合わせて5.4kgとなりました。
バックパック            4.8kg
ショルダーバック      0.6kg

この他に、水0.5L~1L、果物、スナックなどを持ち歩いていたので、
合計で日によっては6~7.5kgになっていたと思います。    

※参考のためにリンクを張っていますが、アフィリエイトはやっておりません (^_^)

①ショルダーバッグ
    ・ボールペン
    ・メモ帳
    ・パスポート
    ・クレデンシャル(巡礼手帳)
    ・財布(100均)
    ・スマホ
②帽子
③エコ・バック
④フリース
⑤ストール(100均)
⑥レイン・ジャケット
⑦傘
    旅行用の軽量雨傘
⑧バックパック・カバー
⑨レイン・パンツ
⑩寝袋
⑪防水バック
⑫バックパック
⑬ウィンド・ブレーカー
    VOLCOMのごくごく薄手のウィンド・ブレーカー
⑭衣類収納ケース
    ・長袖インナー×2
    ・長袖Tシャツ×2
   ※スポーツ用の化繊の速乾性のもの
    ・半袖Tシャツ×2
   ※スポーツ用の化繊のもの1枚、綿100%のもの一枚
    ・ブラ×2
    ・ショーツ×2
    ・靴下×2
    ・サポート・タイツ
        AEONの下着売り場で購入した安価なもの
    ・短パン
⑮トレッキング・パンツ
⑯ジーンズ
    比較的薄手のデニム
⑰ポーチ1(100均)
    ・風邪薬
    ・鎮痛剤
    ・胃薬
    ・バンドエイド キズパワーパッド
    ・テーピング用テープ
    ・爪切り
    ・輪ゴム×5
    ・麻紐
    ・安全ピン×5
⑱ポーチ2(100均)
    ・日焼け止め
    ・ヒルドイロ・ローション
    ・制汗剤
    ・アイ・ブロウ
    ・リップ・クリーム
    ・歯ブラシ
    ・歯磨き粉
⑲ポーチ3
    ・靴下
    ・アイ・マスク
    ・耳栓
⑳ポーチ4(100均)
    ・海外用電源変換プラグ
    ・スマホ用ケーブル
    ・充電器
    ・ソーイングセット
㉑バック1(100均)
    ・シャワー・サンダル
㉒バック2(100均)
    ・S字フック×2
    ・タオル
    ・石鹸
㉓靴

スペイン巡礼の装備の感想   

①ショルダーバッグは首・肩が疲れた


ウェスト・ポーチはおじさん臭いという偏見があって、最初からショルダーバック指向でした。

しかし、ショルダーバッグを斜めがけして長時間歩いていると、首・肩が疲れる事に気が付きました。

ウェスト・ポーチの方が楽だと思います。

④今回はダウンではなくフリースで良かった


薄手のダウンにしようか、フリースにしようか、迷いました。

軽さ・コンパクトさ・保温性はダウンの方が優れていて、通気性・伸縮性・メンテナンス性はフリースの方が良い。

今回の旅は最低気温が0度程度、ダウンは濡れた時に乾きにくいという点を考慮して、フリースにしました。

毎日零下の日が続く場合はダウンにするかもしれません。

巡礼路で急に雨が降り出した時、小雨の街に傘をさしてご飯を食べに行った時、そういう時に多少濡れても気になりませんでした。

それと、フリースだと汚れても洗濯機で洗えます。

⑥ストーム・クルーザーは良かった


蒸れない

首元もジッパーを上げると顎の部分まで覆って雨の侵入を防いでくれる

フードはひさし部分にワイヤーが入っていて、雨が目に落ちるのを防いでくれました。

ポケットも防水されているので、スマホを入れても安心です。
しかも、軽くて、コンパクト。

雨の日でなくても、寒い日にはウィンド・ブレーカー代わりに着ていました。

⑩寝袋は#5で充分だった


足元に向かうにつれて細くなる形
 
ストレッチがきいている

顔周りも絞れる仕様になっているので、寝袋に入った瞬間から、適度なフィット感があります。

女性用なので男女兼用のものよりコンパクト

お店で広げて見た時は、こんなに薄くて軽くて大丈夫かな、#3(こちらの方が保温性が高い)の方が良いかなと思いましたが、外が寒くても、宿の中はそこまで冷えていないので問題ありませんでした。

暑い時は、サイドのファスナーを開けて使用していました。

⑫なぜか左胸の上の方が痛くなる


機能的には問題無いのですが、長く歩いていると、左胸の上の方が痛くなりました。

他の巡礼者の中にも同様の人がいたので、足の痛み同様に一般的なのかもしれません。

背面の伸縮性のあるコードは、脱いだウィンド・ブレーカーなどをちょっと挟んでおけるので便利でした。

⑭サポート・タイツは要らなかった


寒さ対策として、タイツよりもマシだろう、サポートもしてくれるしという程度で、今回は持っていきましたが、あまり出番が有りませんでした。

本格的なサポート・タイツも試着しましたが、あの強烈な締め付け感が好きになれず使用を断念しました。

短パンは、サン・ジャン・ピエ・ド・ポーで購入しましたが、暑い日でも日陰は涼しいので要らなかったなと思いました。

⑮少し残念


アウトドアに縁が無く、衣類は何を選んで良いかさっぱり分からず、あれこれ考え、最後は時間に迫られて決めてしまい、肌さわりと色が好きになれなったです。

ポケットの内側の生地がガサガサしていているので、太もものその部分の肌が少しカサカサになりました。
 
毎日使う大事なアイテムなので、もっと時間をかけて選べば良かったです。

⑯デニムも意外と悪くなかった

宿に到着後の着替えのボトムに何を選べば良いか、最後まで決まらなかったアイテムですが、悪くは無かったです。

⑰使わなかったが輪ゴムと紐は次回も持っていく


使う機会がありませんでしたが、何となく輪ゴムと紐はあった方が良いんじゃないかと思っています。

物を束ねるとか吊るすとか、洗濯干しにするとか。

踵や足首がちょっとでも擦れているなと感じた時は、すぐにテーピング用テープで保護していました。本格的に痛くなる前に予防した方が良いです。

 爪切りは必須と思います。足の爪が伸びたままだと時には靴の中で指が押されて痛みの元になります。

安全ピンは、宿に洗濯ばさみが無かった時や、乾いていない洗濯物をバックパックに留めて歩きながら干したりする時に使用しました。

⑱コスメ類が不足


荷物を軽くするため、保湿のためのヒルロイド・ローションしか持って行きませんでしたが、リラックスするため、巡礼生活を快適に過ごすために、良い香りのするボディ・クリームとかオイルとかは持って行けば良かったです。

スペインの空気は乾燥しているので化粧水の類も持って行けば良かったと思いました。

宿で、隣のベッドに色んなクリームが入ってるネット状ポーチが置かれていて、「アウトドア生活でもちゃんとお手入れしてる女性はいるのね。」と思ったら、持ち主は男性でした。

日焼け止めはあまり役に立たなかったですが無いよりはマシです。

⑳ソーイング・セットは使わなかった


考えてみると、ここ何年も針など使ったことが無い。

アウトドア用品は丈夫に出来ているので必要になることは無いかと。

それでも必要になったら宿のホスピタレイロに聞いてみたら良いかと思いました。

㉑シャワー・サンダルは大失敗


これも、適当なものが見つからずエイヤで購入

素足に履いていると足裏が痛くなった

外出時の履物兼用にしてたのですが、あまりにもシャワー・サンダルですという見た目で失敗でした。

S字フックは、物を置く場所が無いシャワー室でバッグをドアに引っ掛けたり、ベッドの柵に引っ掛けてタオルを干したりする時に役立ちました。

洗濯ばさみは持って行かなかったですが、無い宿もあったので3つ位持って行けば良かったと思いました。

㉒石鹸で髪を洗うとゴワゴワになる


石鹸一個で、髪・体・洗濯をカバーしてましたが、髪がごわごわになりました。

途中で石鹸を失くしてしまい、シャンプーを購入しました。

他の方のブログで、髪・体・洗濯に使える便利な石鹸が有ることを旅行後に知りました。

そういう石鹸を持って行けば良かったです。

通常、このバッグに着替えを突っ込んでシャワー室に行っていましたが、上から濡れた手を突っ込んで中身を探るよりも、下の商品のような物の方が使い勝手が良いと思いました。


㉓マメは出来なかった


色々な靴を試し履きしても、幅広の私の足に合う靴が見つからなかったのですが、この靴を履いた時に足の指がすごく楽で気持ちよかったので、決めました。

「靴下の重ね履き」や「足指をクリームで保護」などの豆対策もしていませんでしたが、drymaxの靴下と、この靴のお陰でマメが出来ませんでした。

drymaxの靴下は厚手ですが蒸れないし、臭くならないので、洗濯も2,3日おきにしていました。アウトドア・ショップの店員さんも「山縦走の時は1週間くらい靴下洗わない。」と言っていたし。

洗濯しないときは干すだけ ( *´艸`)


サンチャゴ巡礼【 フランス人の道 】2019/6/24 帰り方

フランス人の道 日本へ


飛行機は行きと同じAir China(中国国際航空)です。

リスボン        
6/24
07:30
フランクフルト
6/24
11:30
6/24
13:55
北京
6/25
05:15
6/25
08:50
福岡 ※大連経由 
6/25
14:10


リスボンの空港発が早朝だったので、前日にホテルの人にタクシーを頼んでもらいました。

乗り継ぎも順調にいき、荷物も問題なく運ばれ、無事、福岡空港に到着しました。

Air Chinaは特に問題有りませんでしたが、北京での荷物検査は厳しいという話です。




2019年6月24日月曜日

サンチャゴ巡礼【 ポルトガルの道 】2019/6/23 リスボン2日目

ポルトガルの道 Lisboa Day 2


旅の最終日前日

雨ですが、オープントップバスで観光します。


レスタラドーレス広場の記念碑

1604年に、60年に及ぶスペインの支配から独立を勝ち取った時の記念碑。

右手のピンクの建物は昨日お世話になったフォス宮ですね。


マルケス・デ・ポンバル広場は、ポルトガルの有名な政治家ポンバル伯爵にちなんで名付けられた広場で、大きなラウンドアバウトになっています。



4月25日橋

上の方が雲に隠れています。

この面白い名前は、1974年4月25日に起きた軍事クーデターで、独裁体制を倒したカーネーション革命にちなんでいるそうです。

それ以前は、当時のポルトガルの独裁者の名前からサラザール橋と呼ばれていたそうです。

70年代にそんな事があったとは。

ヨーロッパの歴史を知らなさ過ぎました。



3:07 PM 中心部に戻ってバスを降りて、街ブラしました。

海のように見えますが、テージョ川の河口です。


3:09 PM 石を積んでいるおじさんがいました。

すごいバランス感覚ですね。


3:14 PM コメルシオ広場

「貿易広場」という意味だそうです。


3:38 PM




3:51 PM トラム(路面電車)が走っています。


レトロで可愛いです。


3:58 PM ルイス・デ・カモエス広場

4:00 PM ルイス・デ・カモエス広場のすぐ近くにあるエッグ・タルトのお店でテイクアウトして、広場で休憩

エッグ・タルトの店:Manteigaria

甘すぎず2個くらいペロっと食べれてしまいます。

4:00 PM リスボンは、テージョ川が街の南を流れていて、北側に緩やかな坂になっています。


4:15 PM 日本の繁華街で良く見られるオフィス・ビルのような建物は、全くありません。


7:43 PM ホテルの人に教えて貰ったお店で夕食を食べました。

魚のスープ



リスボン名物、イワシの塩焼き

スープもイワシもシンプルな味付けなので、誰の口にも合うのではないかと思います。

家庭的な雰囲気のお店でした。

レストラン:A Lota


8:59 PM またフォス宮に出てきてしまいました。

縁があるんですね。。。


9:02 PM ケーブルカーの脇を歩いて、サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台に行ってみました。


市街やテージョ川が一望に出来ます。

この時期は9時過ぎても、この明るさです。


空の色がとてもきれいです。


展望台には、お土産を売る店や、バル、こうしたテーブルもあって、ゆっくりできます。


9:30 PM 展望台から街中に下りてきました。

夜の雰囲気も素敵です。


ショー・ウィンドウも個性があって、見ていて飽きません。




うわ~、一枚、欲しい~。

物欲が刺激されます・・・


9:35 PM 油断は禁物ですが、この時間でも、人通りが多いので、一人で歩いていても安心です。


9:40 PM ホテル近くに戻ってきました。


サンチャゴ巡礼【 ポルトガルの道 】→ 2019/6/22 リスボン

ポルトガルの道 Lisboa Day 1


気温:20℃位
天気:晴れ
距離:315km(列車で3時間45分)

リスボンに移動しました。

本日の宿:Hotel Portuense

リスボンの繁華街にあり、どこに行くにも便利なロケーションにあります。

家族経営のプチ・ホテルです。

朝食の時に、どうやって使うのかなぁと、コーヒー・マシーンをみつめていたところ、お爺さんがよろよろとやって来て、丁寧に教えてくれました。


ロシオ広場

ホテルから歩いて5分ほどの場所にあります。

チェックインして間もなく、サンチャゴで別れたメルから久しぶりにメッセージが入り、今、リスボンにいるとのこと。

夕食を一緒にする約束をして、日本へのお土産を買いに外に出て、ホテルに戻ったら、あら、お財布が無い・・・

落としたか、すられたか、いずれにしても財布が無い。

お金は二つの財布に分けていたので、所持金0の状態では無いですが、カードが入っていたので止めないといけないです。

メルとロシオ広場で待ち合わせて、ググってロシオ広場近くの警察に向かいました。

しかし、それらしき建物が見つかりません。


レストランのテラス席にいたウェイターさんに教えてもらって、やっと分かりました。

こんな可愛らしいピンクの建物に警察が入っているとは、遠目からは絶対に分からないと思います。

この建物、Google Mapで見ると「フォス宮」となっています。

宮殿か何かだったのでしょうか。

ツーリスト・インフォメーションもここに入っていました。

紛失届を出して、カード会社に電話をかけてカードを止めてもらいました。

パソコンに入力していた警察官の女性がふと手を止めて、「あら、あなた、昨日もポルトで?」

・・・すんません、お手数をおかけいたします。

リスボンは坂道が多く、街の3か所にケーブルカーが通っています。

三線とも1890年前後の開業で、今はほぼ観光客向けだそうです。

「サンタ・ジュスタのエレベーター」(1902年)

エッフェル塔の設計者エッフェルのお弟子さんの設計による、高さ45mのエレベータ。

24人乗りで、今も動いています。

上の展望室から街を一望できます。

ポルトの橋もエッフェルのお弟子さんの設計でしたね。

スペインもそうでしたが、こちらの人は8時位から夕食を始めて遅くまでお喋りしています。

ここも、店から人がケーブルカーの線路上に溢れ出していました。

新鮮な海老と牡蠣と亀の手



レストラン:Sea Me

シーフードのフュージョン料理のお店です。

10時過ぎに店に入って、30分ほど待たされましたが、バーが併設されているので、飲み物を飲みながら待ちました。

リベイラ市場内にも店があるようです。

店内に魚介類のショーケースがあって、そこから食材を選んで料理してもらうこともできます。

活気のあるレストランで、音楽も賑やかなので、グループ向きのお店と思います。

店を出た時は夜中の1時を回っていました。



2019年6月22日土曜日

サンチャゴ巡礼【 ポルトガルの道 】2019/6/21 ポルト 2日目

ポルトガルの道 Porto Day 2


今日はオープントップバスに乗ってポルト観光をします。


昨日訪れたポルト大聖堂です。

今日は昨日と違って晴天です。


ドン・ルイス1世橋

1881~1886年に建設された、ドウロ川にかかる道路・鉄道併用橋で、エッフェル塔を設計したエッフェルさんの弟子が設計した橋だそうです。

この時代に、こんな橋がもう作れたんですね。

そして、まさに、この写真を撮った直後、バスの2階から、手が滑って、スマホを落としてしまいました(泣)

運転手さんにバスを停めてもらって、慌ててスマホを探しに行きましたが、見当たらず。

ちょうど向こうから女性の警察官が歩いてきたので、事情を説明して一緒に探してもらいましたが、残骸すら発見することが出来ません。

まずは現場の近くの警察署に行って、レンタ・カーのフロント・ガラスを割られたという韓国人親子と一緒に観光客用警察署に行く事になりました。

お父さん・息子・私、警察官2名でパトカーに乗り込みました。

パトカー乗るの初めてです。

パトカーの後部座席で息子の方と話していたら、「iPhoneなら、僕のiPadで探してみる?」と。

おー、その手があったか。

早速iPadを借りて、「iPhoneを探す」appを起動すると、私のiphoneが先ほどの現場近くにまだ有ることが分かりました。

後部座席の3人がブルーなのを見かねてか、助手席の警察官が「命を失くしたんじゃないから問題なしさ!」と慰めてくれますが、やはり沈痛な面持ちの3人。

良い人で、道々、観光ガイドをしてくれました。

「明後日は聖ジョアンナ祭で、その時は僕らは大忙しさ。みんな玩具のハンマーで頭を叩きあうんだよ。カミさんの頭をポカポカ叩いてやるっていう奴もいるけど、本物のハンマーでやっちゃダメだよ。ハッ、ハッ、ハッ。」

へー、そんな変わった祭があるんだ。

さて、そうこうしてたどり着いた観光客専用警察署で、今度は不愛想な警察官に事情を説明して、その人のパソコン借りて、iPhoneの存在確認をして「ここに有ります」と説明したのですが、「こういうのって、位置が微妙にずれるからねー。」とか言って、探す気配が感じられません。

紛失証明書を出せば保険でスマホの補填はしてもらえるでしょうけど、有るのが分かってるのに諦めるわけにはいきません。

しつこく食い下がり、如何にそのスマホが大切か力説したところ、渋々といった様子で誰かに電話をしてくれました。

すると、しばらくしてやって来た3人のおっちゃんに先ほどのパソコンのMapを見せて何やら話をしています。

その3人は私服で、ぱっと見、警察の人には見えません。

一人は小太りのおっちゃん、もう一人も小太りのおっちゃん、それ以外の形容詞が見つからない程普通のオジサン。

もう一人はジローラモさん似のちょい悪おやじ風。

3人が部屋を出て行って1時間後、3人組のオッちゃん達が私のスマホを無事発見して持って帰ってくれました!

落とした現場のすぐ近くのカフェで、おじいさんが私のスマホを持っていたそうです。

「ポルトガルの警察、最高です!」と褒めちぎると、先ほどの不愛想警察官も照れ笑いを浮かべ、ちょい悪おやじは「あなたのお役に立てて私達も嬉しいです。どうぞポルトガルの旅を楽しんでください。」と。

こうして、最後に4人と握手して、無事に観光客専用警察署を後にすることが出来ました。

既に午後4時を回っていますが、再度、観光バスに乗り込みます。

乗り降り自由の観光バスなので、停留所の何処からでも乗ることが出来ます。


リベルターデ広場に来ました。



この広場の両側は中世の時代の建物が並んでいます。



西に走って、海岸線に向かいます。


昨日見た教会ですが、晴天の空の下で見ると、また違って見えます。






クレリゴス教会の塔です。



この塔は76m。登るとポルトの街が一望できるそうです。


海岸に出ました。


ケイジョ城。16世紀の海の要塞。


ここからは海岸沿いを走って街に戻ります。


この海岸線は、人気のビーチだそうです。





















街中に戻って来ました。



タイルがカラフルで、素敵です。

うちのお風呂も、こういうタイルで飾りたいです。。



夕食はポルトの名物料理のトリパス(もつ煮込み)を食べてみようと思い

お目当ての店に到着したつもりが別の店に入ってしまった…

とても雰囲気の良いお店です。

制服を着た給仕がいます。

ポートワインはポルトの特産品なので頼んでみました。

ポートワインは、甘くて強いです。

それとエビのピリピリという名前の料理。

「ピリピリ」はスワヒリ語で、唐辛子の一種で、ポルトガル人がアフリカから持ってきたそうです。

美味しいです!

昨日のタコ料理もそうですが、ポルトガル料理は、日本人の口に合うと思います。


トリパスはライスと一緒に食べるそうです。

少しスパイシーな香りがします。モツの臭いはしません。あっさりしています。

これも美味しかった。



最後にコーヒーを頼んだら、とってもお上品に出てきました。

レストラン:Restaurante "O Escondidinho"

ちなみに、最初に行こうと思っていたのは、下のレストランです。

レストラン:Restaurante Abadia do Porto