フランス人の道 19日目 Bercianos del Real Camino
距離:19km
天気:晴れ
本日は、途中のサアグンで、巡礼半分終了証明書みたいなものを貰います。
本日もメセタを歩きます。
本日もメセタを歩きます。
暑くなりそうです。
カント橋と呼ばれるローマ式の古い橋を越えて、サアグンの街に入ります。
サアグンは昔、巡礼路の街として栄えていたそうです。
11世紀に、スペイン最大の修道院がここにあり、修道院がサンチャゴ・デ・コンポステーラの権威をかさに着て権力を乱用し、ブルジョアが反乱を起こすほどだったということです。
昔の光、今いずこ・・・
諸行無常な感じが漂っています。
サン・ロレンツィオ教会。ロマネスク様式とムデハル様式が融合した12世紀の教会。
ムデハルとはキリスト教圏に住んでいたイスラム教徒の名称で、
ムデハル様式とはイスラム建築と、キリスト教建築が融合したつくりということだそうです。
イスラム教徒が住んでいたところにキリスト教徒が入植してきて、教会作るのに人手が足りなくてイスラム教徒の手を借りたら、建築様式が混ざっちゃった・・・というところらしいです。
イスラムとキリスト教。不思議です。
サン・ロレンツィオ教会の入り口部です。これは何を表しているのでしょうか?
サン・ベニート修道院の門
観光バスが何台も停まっていました。
世界史や建築が好きな人には、とても興味深い街なんじゃないでしょうか。
サン・ベニート修道院教会
このSantuario de La Peregrina(巡礼者教会)で証明書を作成してくれます。
Buen Camino アプリの情報によると、教会が開いている時間は、AM11時~PM2時とPM4時~PM6時30分です。
この教会も、ムデハル様式ということです。
サアグンの街はずれにあるので、Google Mapを頼りに歩きました。
ここで、サンチャゴまで半分歩いたという証明書を発行してくれます。
入り口でクレデンシャル(巡礼手帳)を見せると入場料が半額になります。
当時の備忘録を見ると、「証明書4€」と記してますが、入場料込みで4€だったかもしれません。
内部は一部、ギャラリーのようになっていました。
名前と日付入りのA4サイズの証明書です。
別に、サンチャゴで全部あるいた証明書をもらうんやから、要らないんやない?とも思ったのですが、せっかくなので記念としてもらうことにして、やっぱ良かったかなと思います。
絵も不気味可愛いくて味があります。
サンチャゴまで、あと368.7kmです。
もう400km位歩いたことになります。
歩き始める前は、不安でしたが、いざ歩き始めると、早寝早起き、食う・寝る・歩くのシンプルな生活、行き当たりばったりな毎日、楽です。
中毒性がありそうです。
何回も歩いてる人が多いわけです。
毎年、フランス人の道を歩いているというイタリア人のおじいさんもいました。
すでに12時過ぎ。今日は後10km歩かないといけないので、先を急ぎます。
本日の宿:Bercianos 1900
※Google Chromeで開くと日本語翻訳が選択できます。
※Google Chromeで開くと日本語翻訳が選択できます。
しっかりした作り付け2段ベッドで、カーテンもあってプライバシーが確保でき、其々のベッドの枕元にライトとコンセントがあってGoodでした。
併設のBARも開放的で寛げます。
宿の看板犬 |